ブロードコムによるクアルコムの買収、米大統領令で永久禁止に
- 2018年03月13日
- その他モバイル端末
米国のドナルド・トランプ大統領はシンガポールのBroadcomによる米国のQualcommを買収する計画に関して、2018年3月12日付けで即時かつ永久に放棄させる大統領令を公布した。
対米外国投資委員会(Committee on Foreign Investment in the United States:CFIUS)の勧告や1950年国防生産法の規定などを考慮した結果、シンガポールの法律の下で設立されたBroadcomまたはBroadcomの子会社や関連会社がQualcommを買収することは、米国の国家安全保障を損なう恐れがあると判断したという。
BroadcomによるQualcommを買収する計画は禁止となり、実質的に同等の合併や買収も直接的または間接的に関係なく禁止された。
これにより、Broadcomのすべての取締役候補者はQualcommの取締役として選挙に立候補することも不可となる。
Broadcomは登記上の本店をシンガポールに、主たる事業拠点を米国に設置しており、2018年4月3日までに登記上の本店を米国に移転させる方針を示していたが、それまでにQualcommの買収を禁止する大統領令が公布された。
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