サービスを終了したインドネシアのBOLT!、SIMロック解除を提供
- 2019年01月10日
- 海外携帯電話
インドネシアのFirst Mediaの子会社で同国の移動体通信事業者(MNO)であるInternuxは同社が販売した携帯端末の一部について、無償でSIMロックの解除の提供を開始した。
InternuxはTD-LTE方式の2.3GHz帯(Band 40)のみを使用し、BOLT!ブランドで首都圏とその近郊およびスマトラ島北部でサービスを提供していたが、2018年12月27日をもってサービスの提供を終えた。
インドネシアの政府機関で電気通信分野の規制を司る通信情報省(Kementerian Komunikasi dan Informatika:Kominfo)の命令に基づき、2018年12月28日より事業を停止している。
Internuxの顧客を救済する措置をインドネシアの移動体通信事業者であるSmartfren Telecomが提供しているが、Internuxは同社が販売した携帯端末を他社でも利用できるようSIMロックの解除の提供を開始した。
Internuxは販売した一部の携帯端末はSIMロックがかけられており、モバイル無線LANルータおよび据置型無線LANルータを対象に無償でSIMロックの解除を提供する。
SIMロックの解除は全機種が対象となるわけではなく、BOLT!の公式ウェブサイトからソフトウェアをダウンロードしてSIMロックを解除可能、公開市場でソフトウェアを入手してSIMロックを解除可能、販売時点でSIMロックフリーのためSIMロックの解除は不要、SIMロックの解除は不可の4種類に大別される。
SIMロックを解除できる場合でも、対応周波数の観点からSmartfren Telecomのみに対応する機種も存在する。
なお、Internuxはインドネシアで初めてLTE方式を商用化した移動体通信事業者であり、2013年11月18日よりサービスを提供してきた。
日本のMitsui & Co. (三井物産)も出資しており、出資比率はFirst Mediaが80%、Mitsui & Co.が20%である。
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