インドネシアのSmartfren、BOLT!の顧客に対して救済措置を実施
- 2019年01月03日
- 海外携帯電話
インドネシアの移動体通信事業者(MNO)であるSmartfren Telecomは同国の移動体通信事業者であるInternuxの顧客に対して救済措置を実施すると発表した。
InternuxはBOLT!ブランドでサービスを提供していたが、2018年12月27日をもってサービスの提供を終了し、2018年12月28日からは原則として営業を停止している。
2018年12月28日からはInternuxの顧客はサービスを利用できない状況で、Smartfren TelecomはInternuxの顧客を救済するため、Internuxの取扱店であるBOLT! ZoneでSmartfren TelecomのSIMカードを提供する。
28店舗のBOLT! ZoneでInternuxのSIMカードとSmartfren TelecomのSIMカードとの交換を無料で受け付ける。
Internuxのプリペイド契約の顧客に対しては、Smartfren TelecomのKARTU PERDANA NOW+を提供し、有効期間は30日間で、2.5GBのデータ通信容量、3.5GBの夜間のみのデータ通信容量、Smartfren Telecomの電話番号宛への無制限の音声通話、すべての移動体通信事業者の電話番号宛への10分間の音声通話が含まれる。
Internuxのポストペイド契約の顧客に対しては、指定のSmartfren Telecomのポストペイド契約に加入すると最初の1ヶ月分は月額料金を半額とする特典を用意している。
Internuxは首都圏とその近郊およびスマトラ島北部を事業範囲とし、音声通話は提供していなかったが、Smartfren Telecomはインドネシア全土が事業範囲で音声通話も利用できる。
なお、Smartfren Telecomの音声通話は完全にVoLTE (Voice over LTE)となる。
InternuxはTD-LTE方式の2.3GHz帯(Band 40)、Smartfren TelecomはFDD-LTE方式の850MHz帯(Band 5)とTD-LTE方式のBand 40を利用しており、Internuxで利用できた端末では少なくともSmartfren TelecomのBand 40でデータ通信を利用できる。
ただ、Internuxが販売した端末はSIMロックがかけられている場合があり、またSmartfren TelecomのVoLTEに対応していない場合があるため注意したい。
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