日本向けにLG V50 ThinQ 5Gを準備中か、日本版と思われるOA1930が存在
- 2019年06月18日
- Android関連
韓国のLG Electronics製のNR/W-CDMA/GSM端末「OA1930」が2019年5月25日付けでBluetooth SIGの認証を通過したことが分かった。
Bluetoothモジュールのバージョンは5.0。
OA1930は未発表端末のメーカー型番である。
LG V50 ThinQ 5Gの型番であるLM-V450PM、LM-V450VM、LM-V500EM、LM-V500Nなどと同一のBluetoothモジュールを採用するため、OA1930もLG V50 ThinQ 5Gのひとつと考えられる。
なお、LM-V450PMはSoftBank Groupの子会社で米国の移動体通信事業者(MNO)であるSprint向け、LM-V450VMは米国の移動体通信事業者でVerizon Wirelessとして事業を行うCellco Partnership向け、LM-V500EMは豪州および欧州向け、LM-V500Nは韓国向けとなる。
基本的にLG Electronics製のスマートフォンは日本の移動体通信事業者向けを除いてLMから始まるLG Electronicsの型番規則に沿った型番で認証を通過させるが、OA1930はLMから始まる型番ではなく、2018年後半以降に認証を通過した日本の移動体通信事業者向けメーカー型番と似ているため、日本の移動体通信事業者向けとなる可能性が高い。
過去にはNTT DOCOMO向けスマートフォンはDS、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)向けスマートフォンはKS、SoftBank向けスマートフォンはSSまたはYSから始まるメーカー型番が付与されており、メーカー型番だけですぐに納入先の移動体通信事業者を判別できたが、メーカー型番の規則が変更された。
規則を変更後のメーカ型番はNTT DOCOMO向けのLG style2 L-01LがOJ1928、SoftBankブランドとY!mobileブランドを含むSoftBank向けのAndroid One X5 (X5-LG)がKX1801、LG K50 (802LG)がKF1919であり、Oから始まるOA1930はNTT DOCOMO向けとも予想できるが、サンプル数が少ないため断定はできない。
なお、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone向けは3文字のアルファベットからなるメーカー型番となるため、OJ1928はKDDIおよびOkinawa Cellular Telephone向けではないと思われる。
日本の移動体通信事業者各社は2020年第1四半期後半より第5世代移動通信システム(5G)の商用サービスを順次開始する予定であるが、商用サービスの開始に先立ち2019年夏からプレサービスを開始する予定である。
5Gのプレサービスでは5Gに対応したスマートフォンを用意することになるため、LG V50 ThinQ 5Gは5Gのプレサービスで使用される可能性もある。
Bluetooth SIG – LG Electronics OA1930
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。