ケーブルメディアワイワイが門川町で地域BWAの無線局免許を取得、自社のコア設備を初採用
- 2019年08月23日
- Regional BWA
宮崎県延岡市のCable media waiwaiは地域広帯域移動無線アクセス(以下、地域BWA)の高度化方式の無線局免許を追加で取得したことが分かった。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)が電波利用ホームページに掲載した無線局免許状等情報から判明している。
Cable media waiwaiは2019年8月14日付けでLTE (TDD)方式と高い互換性を確保した地域BWAの高度化方式の無線局免許を追加で取得した。
2019年8月14日付けでは1局の無線局免許を取得しており、送受信所は宮崎県東臼杵郡門川町となっている。
これまで、地域BWAの高度化方式の無線局免許は2016年8月24日付けで1局、2017年7月4日で1局の無線局免許を取得しており、いずれも送受信所は延岡市である。
Cable media waiwaiとしては地域BWAの高度化方式の無線局免許は3局目で、門川町では初めてとなる。
2019年8月14日付けで取得した無線局免許は特筆すべき事項があり、延岡市の無線局免許は制御所が東京都多摩市、監視制御所が東京都新宿区であるが、門川町の無線局免許は監視制御所が延岡市と記載されている。
制御所および監視制御所の情報から、延岡市の無線局免許はUQ Communicationsのコア設備を利用するが、門川町の無線局免許はUQ Communicationsのコア設備を利用しないことが分かる。
これまでに、Cable media waiwaiは総務大臣よりSIMカードの発行に必要な電気通信番号(International Mobile Subscription Identity:以下、IMSI)の指定を受けたことが判明している。
IMSIは3桁の国識別コード(Mobile Country Code:以下、MCC)、2桁または3桁の事業者識別コード(Mobile Network Code:以下、MNC)、最大10桁の加入者識別コード(Mobile Subscriber Identification Number:MSIN)で構成されており、日本では総務大臣が指定する。
日本のMCCは440または441で、Cable media waiwaiが指定を受けたIMSIはMCCが440、MNCが12となり、MCCとMNCで構成される公衆陸上移動体ネットワーク番号(Public Land Mobile Network Number:PLMN番号)は440-12である。
IMSIの指定を受けたことから、その時点でCable media waiwaiは自社でコア設備を保有する可能性が浮上していた。
門川町の無線局免許は監視制御所がCable media waiwaiの拠点である延岡市となるため、自社のコア設備を初めて採用したと推測できる。
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