中国聯通・中国電信・中国広電に屋内専用で5G向け3.5GHz帯を割当
- 2020年02月17日
- 海外携帯電話
中国の政府機関で電気通信分野の規制を担う工業和信息化部(Ministry of Industry and Information Technology:MIIT)は中国のChina United Network Communications Group (中国聯合網絡通信集団)、China Telecommunications (中国電信集団)、China Broadcasting Network (中国広播電視網絡)に対して屋内専用の第5世代移動通信システム(5G)向け周波数として3.5GHz帯を割当すると発表した。
対象の周波数範囲は3300~3400MHzの100MHz幅で、China United Network Communications Group、China Telecommunications、China Broadcasting Networkの3社が共用で使用することになる。
工業和信息化部によるとChina United Network Communications Group、China Telecommunications、China Broadcasting Networkは共用で使用することに同意しており、それを踏まえて周波数の割当を実施した模様である。
なお、中国では移動体通信用途で複数の企業に対して共用で周波数の割当を実施した事例は初めてで、通信設備の共同構築や共有の促進に繋がると説明している。
China United Network Communications GroupおよびChina Telecommunicationsは既存の移動体通信事業者で、すでに中国全土を対象として共同で5Gネットワークの整備を進めている。
China Broadcasting Networkは5Gで移動体通信事業者として新規参入することが決まっており、2020年中に商用化する見込み。
3300~3400MHzでは5Gの通信方式としてNR方式を導入することになり、NR Bandはn78となる可能性が高い。
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