サムスン製のau 5G対応スマホ3機種に通信速度を高速化するアップデートを開始
- 2020年07月28日
- KDDI-SAMSUNG
KDDIは韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のスマートフォン「Galaxy S20 5G SCG01」、「Galaxy S20+ 5G SCG02」、「Galaxy S20 Ultra 5G SCG03」に対してソフトウェアのアップデートの提供を開始した。
いずれも2020年7月28日よりソフトウェアのアップデートを実施している。
主な更新内容には通信速度の向上とセキュリティ機能の改善が含まれている。
また、Galaxy S20 5G SCG01およびGalaxy S20+ 5G SCG02は通信速度の向上とセキュリティ機能の改善に加えて、特定の画像を壁紙に設定すると再起動を繰り返す場合がある事象が改善される。
ソフトウェアのアップデートは本体単体またはパソコン接続で実施できる。
パソコン接続で実施する場合はあらかじめパソコン側にSamsung Electronicsが提供するパソコン用のSmart Switchをインストールする必要がある。
正常にソフトウェアのアップデートが完了すれば、ソフトウェアのビルド番号はGalaxy S20 5G SCG01がQP1A.190711.020.SCG01KDU1ATG6、Galaxy S20+ 5G SCG02がQP1A.190711.020.SCG02KDU1ATG6、Galaxy S20 Ultra 5G SCG03がQP1A.190711.020.SCG03KDU1ATG6となる。
KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)が提供する第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に準拠したau 5Gは通信速度を高速化する計画が明らかにされている。
なお、au 5Gの通信速度はNR方式と第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式で同時通信を行うE-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)を適用時の通信速度を案内している。
商用化の時点ではNR方式はサブ6GHz帯を使用して下り最大2.8Gbps/上り最大183Mbpsで提供しているが、ソフトウェアのアップデートを通じて通信速度を高速化する計画で、サブ6GHz帯では下り最大3.4Gbps、ミリ波に対応した機種ではミリ波の利用を可能として下り最大4.1Gbps/上り最大481Mbpsに高速化する計画である。
ミリ波に対応した機種では下り最大4.1Gbps/上り最大481Mbpsに対応するソフトウェアのアップデートを適用前は下り最大2.8Gbpsまたは下り最大3.4Gbps/上り最大183Mbpsと案内しており、ミリ波に非対応のGalaxy S20 5G SCG01に対してもソフトウェアのアップデートを提供しているため、まずはサブ6GHz帯で下り最大3.4Gbpsに対応すると考えられる。
なお、下り最大3.4Gbpsに対応したau 5Gのエリアは埼玉県と広島県の一部地域となり、ほかのau 5Gのエリアでは理論値が下り最大3.4Gbps未満となる。
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