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台湾之星電信と亞太電信、早ければ7月29日に5G免許を取得へ



台湾の移動体通信事業者(MNO)でT STAR (台湾之星)として展開するTaiwan Star Telecom (台湾之星電信)と同じく台湾の移動体通信事業者であるAsia Pacific Telecom (亞太電信)は第5世代移動通信システム(5G)の免許を早ければ2020年7月29日にも取得する見通しであることが分かった。

台湾の政府機関で電気通信分野などの規制を司る国家通訊伝播委員会(National Communications Commission:NCC)は2020年7月29日に開催する予定の第920次委員会議の議題を公表し、2番目の議題としてTaiwan Star Telecomから申請が行われた3.5GHz帯を使用したモバイルブロードバンド業務の免許に関する審議、3番目の議題としてAsia Pacific Telecomから申請が行われた28GHz帯を使用したモバイルブロードバンド業務の免許に関する審議を実施すると案内している。

第920次委員会議でTaiwan Star TelecomやAsia Pacific Telecomの申請が法的義務を満たすと結論に至れば、国家通訊伝播委員会は2020年7月29日付けでTaiwan Star Telecomに対して3.5GHz帯を使用したモバイルブロードバンド業務の免許、Asia Pacific Telecomに対して28GHz帯を使用したモバイルブロードバンド業務の免許を交付することになる。

国家通訊伝播委員会は3.5GHz帯および28GHz帯を5G向け周波数として割当したため、3.5GHzまたは28GHz帯を使用したモバイルブロードバンド業務の免許は事実上の5Gの免許である。

5G向け周波数としてTaiwan Star Telecomは3.5GHz帯、Asia Pacific Telecomは28GHz帯を取得しており、具体的にはTaiwan Star Telecomは3300~3400MHzの40MHz幅、Asia Pacific Telecomは28900~29300MHzの400MHz幅を確保した。

ただ、Asia Pacific Telecomは3.5GHz帯を保有するほかの移動体通信事業者と提携して3.5GHz帯も5Gサービスで使用する計画であるが、提携先や具体的な方法などは公表していない。

5Gの基地局はTaiwan Star TelecomがフィンランドのNokiaより調達することを正式に発表しており、Asia Pacific Telecomは正式な発表こそ行っていないが、Nokiaを採用する意向を示している。

これまでに、台湾の移動体通信事業者としては大手3社に数えられるChunghwa Telecom (中華電信)、Taiwan Mobile (台湾大哥大)、Far EasTone Telecommunications (遠傳電信)が5Gの免許を取得し、Chunghwa Telecomは2020年6月30日、Taiwan Mobileは2020年7月1日、Far EasTone Telecommunicationsは2020年7月3日に5Gサービスを商用化した。

なお、第920次委員会議は2020年7月29日の9時(国家標準時間)より国家通訊伝播委員会の本部で開催する予定である。

国家通訊伝播委員会

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