エジプトのEtisalat Misr、FDDデュアルバンドMassive MIMOを試験展開
- 2025年08月20日
- 海外携帯電話

中国のZTE Corporation (中興通訊)はエジプトの移動体通信事業者(MNO)でe&として携帯通信事業を行うEtisalat MisrでZXRAN A9732 M1821を試験的に展開したと発表した。
ZXRAN A9732 M1821は基地局を構成する無線装置である。
Massive MIMO (大規模MIMO)に対応したアンテナ一体型無線装置となる。
周波数はFDDの1.8GHz帯と2.1GHz帯のデュアルバンドで動作する。
無線方式は第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式、第5世代移動通信システム(5G)のNR方式を運用できる。
ZXRAN A9732 M1821の試験的な展開では主要な指標として上下の通信速度や物理リソースブロック(PRB)の使用率を追跡しており、いずれも顕著な改善が見られたという。
ZTE Corporationとしては周波数の利用効率の向上、通信速度の向上、カバレッジの拡大に資すると強調している。
ZXRAN A9732 M1821の試験的な展開の成功は将来の広範な展開の基盤を築くと説明しており、Etisalat Misrで正式に採用されることに期待感を示している。
なお、Etisalat Misrでは無線装置のメインのベンダはスウェーデンのEricssonとなる。
Etisalat MisrはEricssonと協力して5Gを商用化した。
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