DOCOMO PACIFIC、グアムとサイパンでモバイル向け5Gを開始
NTT DOCOMOの完全子会社で米領グアムおよび米自治領北マリアナ諸島(CNMI)の移動体通信事業者(MNO)であるDOCOMO PACIFICは携帯通信用途で第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
DOCOMO PACIFICは2019年10月29日に5Gサービスを商用化したが、当初は法人向けの固定通信用途に限定して5Gサービスを提供しており、2020年8月6日より個人および法人向けの携帯通信用途でも5Gサービスの提供を開始している。
携帯通信用途の5Gサービスの提供エリアは限定的となり、米領グアムでは首都・ハガニアのスキナープラザおよびタムニンのイパオビーチパーク、米自治領北マリアナ諸島ではサイパン島のガラパンのパセオデマリアナスが提供エリアとなる。
5Gサービスに対応した携帯端末を所有していれば、追加料金は不要で5Gサービスを利用できる。
5Gサービスに対応した携帯端末としては韓国のLG Electronics製のLG V50 ThinQ 5G、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S20、Samsung Galaxy S20+、Samsung Galaxy S20 Ultraを取り扱う。
近くSamsung Electronics製のSamsung Galaxy Note20およびSamsung Galaxy Note20 Ultraの取り扱いも開始する予定で、すでにSamsung Galaxy Note20およびSamsung Galaxy Note20 Ultraの予約の受け付けを開始している。
5Gの通信方式はNR方式のノンスタンドアローン(NSA)構成を採用しており、通信設備はフィンランドのNokiaより調達する。
なお、DOCOMO PACIFICは用途に関係なく米領グアムで初めて5Gサービスを商用化した移動体通信事業者で、これまでに米領グアムおよび米自治領北マリアナ諸島で5Gサービスを商用化した移動体通信事業者はDOCOMO PACIFICのほかにない。
そのため、米自治領北マリアナ諸島でもDOCOMO PACIFICが用途に関係なく初めて5Gサービスを商用化した移動体通信事業者となった。
また、DOCOMO PACIFICは携帯通信用途でも米領グアムと米自治領北マリアナ諸島で最初に5Gサービスを商用化したことになる。
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