テレビ岸和田が地域BWA高度化方式の免許を取得
- 2020年10月25日
- Regional BWA
大阪府のCABLE TV KISHIWADA (テレビ岸和田)は地域広帯域移動無線アクセス(以下、地域BWA)の高度化方式の無線局免許を取得したことが分かった。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)が電波利用ホームページに掲載した無線局免許状等情報から判明している。
CABLE TV KISHIWADAは2020年10月12日付けで地域BWAの無線局免許を取得した。
無線局免許数は14局で、いずれも無線局の種別は基地局、送受信所は大阪府岸和田市である。
周波数と帯域幅は2.5GHz帯の20MHz幅で、制御所は埼玉県さいたま市大宮区となっている。
制御所はさいたま市大宮区と記載されているため、SoftBank Groupの連結子会社であるWireless City Planning (WCP)のコア設備を使用すると考えられる。
地域BWAは制度改正に伴い従来のWiMAX方式と比べて高速な通信速度などを実現できる地域BWAの高度化方式の導入が認められた。
地域BWAの高度化方式としてはLTE (TDD)方式と高い互換性を確保したAXGP方式またはWiMAX Release 2.1 Additional Elements方式(WiMAX R2.1 AE方式)を運用できる。
Wireless City Planningは対象区域が日本全国の広帯域移動無線アクセス(BWA)でAXGP方式を導入しており、CABLE TV KISHIWADAはWireless City Planningと同様にAXGP方式を採用すると思われる。
また、基地局もWireless City Planningの基地局を使用する可能性がある。
AXGP方式はLTE (TDD)方式と高い互換性を確保し、周波数は2.5GHz帯を使用するため、事実上のLTE (TDD)方式のBand 41となる。
なお、CABLE TV KISHIWADAは岸和田市に本社が所在する企業である。
岸和田市および大阪府泉北郡忠岡町を営業の対象区域とする。
地域BWAの無線局免許を取得した背景は明らかにしていない。
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