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iPhone 12シリーズ、2021年初めにDOCOMO PACIFICの5Gに対応へ



NTT DOCOMOの完全子会社で米領グアムおよび米自治領北マリアナ諸島の移動体通信事業者(MNO)であるDOCOMO PACIFICは米国のApple製のスマートフォン「iPhone 12」、「iPhone 12 mini」、「iPhone 12 Pro」、「iPhone 12 Pro Max」を発売した。

DOCOMO PACIFICはグアムと北マリアナ諸島の両方で取扱店を通じて2020年11月20日より一斉にiPhone 12シリーズの4機種の販売を開始している。

iPhone 12シリーズの4機種はiPhoneとしては初めて第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応し、高速な通信を実現する5Gサービスを利用できる。

一方、DOCOMO PACIFICはグアムと北マリアナ諸島で初めてNR方式に準拠した5Gサービスを商用化した移動体通信事業者である。

周波数はサブ6GHz帯の2.5GHz帯を使用しており、NR BandはFR1のn41となる。

iPhone 12シリーズの4機種はいずれもn41に対応するが、発売当初はDOCOMO PACIFICが提供する5Gサービスを利用できないという。

DOCOMO PACIFICは2021年初めにiPhone 12シリーズの4機種で高速な5Gサービスを利用できるようになると案内している。

iPhone 12シリーズの4機種ではAppleが動作を検証した移動体通信事業者および仮想移動体通信事業者(MVNO)で5Gサービスを利用できる模様で、DOCOMO PACIFICとAppleがDOCOMO PACIFICの5Gネットワークで動作の検証を行い、動作の検証が完了後にソフトウェアのアップデートを通じてDOCOMO PACIFICの5Gサービスに対応すると思われる。

なお、DOCOMO PACIFICは2019年10月29日に5Gサービスを商用化したが、商用化の当初は法人向けの固定通信用途に限定しており、2020年8月6日より個人および法人向けの携帯通信用途でも提供を開始した。

提供エリアはグアムでは首都・ハガニアおよびタムニンの一部、北マリアナ諸島ではサイパン島のガラパンの一部となる。

NR方式は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用しており、基地局はフィンランドのNokiaを採用する。

iPhone 12シリーズの4機種にはそれぞれ複数の型番が存在し、Appleは公式ウェブサイトを通じて各型番を販売する国および地域を掲載している。

グアムでは日本と同じ型番を販売すると案内しており、グアムを中心に北マリアナ諸島と一体運営するDOCOMO PACIFICは日本のNTT DOCOMOと同じ型番を取り扱うことになる。

DOCOMO PACIFIC

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