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フィリピンのSmartが5Gローミングを提供開始、まずは韓国から



フィリピンのPLDTの完全子会社で同国の移動体通信事業者(MNO)であるSmart Communicationsは国際ローミングで第5世代移動通信システム(5G)の提供を開始すると発表した。

まずは韓国を対象として国際ローミングで5Gの提供を開始しており、渡航および入国の制限緩和に備えてより多くの国と地域を対象に追加する予定という。

対象の移動体通信事業者は韓国のKT Corporationである。

Smart Communicationsのポストペイドプランおよびプリペイドプランの加入者が韓国における国際ローミングで5Gを利用できる。

韓国に渡航時は有効期間が5日間で料金が999フィリピンペソ(約2,200円)から始まるGigaRoamプランが適すると案内している。

5Gの無線方式はSmart CommunicationsとKT CorporationいずれもNR方式を採用しており、無線アクセスネットワーク(RAN)構成は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成のOption 3で運用する。

周波数はサブ6GHz帯の3.5GHz帯を使用しており、NR BandはFR1のn78で共通となっている。

Smart CommunicationsおよびKT Corporationは両社を含めたアジアの9社の移動体通信事業者で構成するCONEXUS Mobile Allianceに加盟している。

昨今の国際的な渡航および入国の制限に伴い国際ローミング部門は厳しい状況であるが、Smart CommunicationsおよびCONEXUS Mobile Allianceは国際ローミングの改善を努め、CONEXUS Mobile Allianceに加盟する移動体通信事業者の間で国際ローミングに関する連携を深めてきた。

なお、PLDTの完全子会社で国際事業を担当するPLDT Globalの社長兼最高経営責任者がCONEXUS Mobile Allianceの議長を務めている。

PLDTおよびKT CorporationにはNTT DOCOMOが資本参加するほか、NTT DOCOMOもCONEXUS Mobile Allianceに加盟している。

NTT DOCOMOによる持分比率はPLDTが8.56%、KT Corporationが5.5%となっている。

Smart

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