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タイのdtacが2021年Q2の業績を発表



タイのTotal Access Communicationは2021年第2四半期の業績を発表した。

2021年6月30日に終了した3ヶ月間となる2021年第2四半期の連結売上高は前年同期比4.3%増の199億8,400万タイバーツ(約667億2,718万円)、親会社の所有者に帰属する当期純利益は前年同期比19.0%減の15億3,100万タイバーツ(約51億1,015万円)となった。

業績の発表に伴い連結売上高の内訳を公表している。

音声通話およびデータ通信の提供は前年同期比3.7%増の136億7,900万タイバーツ(約456億5,386万円)で、68.4%と全体の70%近くを占めた。

そのため、Total Access Communicationにとって音声通話およびデータ通信の提供は最大の事業となっている。

Total Access Communicationは連結子会社でタイの移動体通信事業者(MNO)であるdtac TriNetを通じて音声通話およびデータ通信の提供をはじめとする携帯通信事業を展開する。

移動体通信事業者として携帯通信事業を展開するために必要な周波数および電気通信事業の免許はdtac TriNetが免許人となる。

なお、dtac TriNetに対するTotal Access Communicationの持分比率は99.99%である。

2021年6月30日時点の事業データも公表している。

携帯通信サービスの加入件数は前年同期比2.4%増の1,924万9,000件となった。

加入件数のうちポストペイド回線は前年同期比1.8%増の618万5,000件で32.1%、プリペイド回線は前年同期比2.8%増の1,306万4,000件で67.9%を占める。

2021年第2四半期のタイバーツ(THB)ベースのARPUはポストペイド回線が前年同期比5.3%減の510タイバーツ(約1,702円)、プリペイド回線が前年同期比2.3%増の132タイバーツ(約441円)、総合が前年同期比2.3%減の254タイバーツ(約848円)である。

MOUは前年同期比5.6%減の110分で、音声通話の需要は低下傾向となっている。

2021年第2四半期の主な取り組みとして第5世代移動通信システム(5G)の提供エリアの拡大を案内している。

dtac TriNetは2021年2月18日にタイの首都・バンコク都を含めた1都5県で5Gを商用化したが、2021年第2四半期には3県を5Gの提供エリアに追加したという。

2021年第3四半期以降も5Gの提供エリアを拡大する計画である。

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