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日本向けGalaxy S22 UltraがFCC通過、NTTドコモ版のSC-52Cとau版のSCG14を用意



韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「SC-52CおよびSCG14」が2022年3月11日付けで米国(アメリカ)の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:以下、FCC)の認証を通過した。

FCC IDはA3LSMS908JPNである。

モバイルネットワークはLTE (FDD) B4/B5/B12/B13, LTE (TDD) B41, W-CDMA V, GSM 850/1900で認証を受けている。

Bluetooth、無線LAN、超広帯域無線(Ultra Wideband:UWB)、NFC、無線給電、S Penの周波数でも通過している。

無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/ac/axに対応しており、周波数は2.4GHz帯、5GHz帯、6GHz帯を利用できる。

SC-52CおよびSCG14は未発表端末の型番である。

型番規則からSC-52CはNTT DOCOMO向けで、SCG14はKDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)向けと判断できる。

また、FCC IDからSamsung Galaxy S22 Ultraに該当することが確実で、SC-52CはNTT DOCOMOがGalaxy S22 Ultra SC-52C、SCG14はKDDIおよびOkinawa Cellular TelephoneがGalaxy S22 Ultra SCG14として展開すると考えられる。

KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneは過去のGalaxy Sシリーズのスマートフォンと同じくauのラインナップで販売すると思われる。

FCCでは仕様の一部を掲載しており、通信方式はNR (FR1, FDD) n1/n3/n28, NR (FR1, TDD) n41/n77/n78/n79, NR (FR2, TDD) n257, LTE (FDD) B1/B3/B4/B5/ B7/B12/B13/B18/ B19/B20/B21/B28, LTE (TDD) B38/B39/B40/ B41/B42, W-CDMA I/V, GSM 850/900/1800/1900に対応する。

SC-52CとSCG14は同一機器としてFCCを通過したため、ハードウェアはSC-52CとSCG14で共通となるが、過去の事例を考慮すると製品版は納入先の移動体通信事業者(MNO)に応じて一部の周波数を無効化する場合がある。

本体の製造国はベトナムで、Samsung ElectronicsがシンガポールのSamsung Asiaを通じて完全所有するベトナムのSamsung Electronics Vietnam Thai Nguyenがベトナムのタイグエン省フォーイエン市社で運営する工場で製造を行う。

日本では移動体通信事業者の製品として発売する予定である。

FCC

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