NTTドコモ、iPhone 14シリーズの5G通信速度を案内

Tweet

NTT DOCOMOは米国(アメリカ)のApple製のスマートフォン「iPhone 14」、「iPhone 14 Plus」、「iPhone 14 Pro」、「iPhone 14 Pro Max」の通信速度を公開した。

NTT DOCOMOの公式ウェブサイトではiPhoneの第5世代移動通信システム(5G)に関するページを更新しており、iPhone 14シリーズの通信速度を掲載している。

iPhone 14シリーズの4機種で通信速度は共通となっている。

いずれもNTT DOCOMOが提供する5Gでは通信速度が下り最大4.2Gbps/上り最大218Mbpsとなる。

先代のiPhone 13シリーズから通信速度に変わりない。

NTT DOCOMOは5Gの無線方式としてNR方式を採用している。

無線アクセスネットワーク(RAN)構成は第4世代移動通信システム(4G)の無線方式であるLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成のOption 3xおよび単独で動作するスタンドアローン(SA)構成のOption 2で運用する。

下り最大4.2Gbps/上り最大218MbpsはNSA構成のOption 3xで実現する通信速度となる。

NSA構成のOption 3xではE-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)を適用してLTE方式とNR方式で同時通信を行う。

下り最大4.2Gbpsを実現するEN-DCの組み合わせはDC_1A-3A_n78A-n79Aで、上り最大218Mbpsを実現するEN-DCの組み合わせはDC_1A_n78A、DC_1A_n79A、DC_3A_n78A、DC_3A_n79Aである。

下りはn78とn79のキャリアアグリゲーション(CA)を適用している。

NTT DOCOMOがNR方式で使用する周波数はサブ6GHz帯(Sub6)の3.4GHz-3.5GHz帯、3.5GHz帯、3.7GHz帯、4.5GHz帯、ミリ波(mmWave)の28GHz帯となっている。

NR Bandは3.4-3.5GHz帯、3.5GHz帯、3.7GHz帯がFR1のn78、4.5GHz帯がFR1のn79、28GHz帯がFR2のn257である。

iPhone 14シリーズではn78およびn79に対応するが、NTT DOCOMOが公開した機種別の対応周波数帯の案内では3.4GHz-3.5GHz帯および3.5GHz帯の項目を記載していない。

少なくともn78では3.7GHz帯に対応することは確定している。

表記の通信速度は技術規格上の理論値で、実際の通信速度は通信環境に応じて変動する。