ソロモン諸島のBemobile (Solomon Islands)、衛星経由の携帯通信を商用化
- 2023年11月23日
- 海外携帯電話
ソロモン諸島の移動体通信事業者(MNO)でbmobileとして携帯通信事業を行うBemobile (Solomon Islands)は米国(アメリカ)のLynk Globalと協力して衛星経由の携帯通信を商用化した。
Lynk Globalは宇宙空間基地局として宇宙空間の低軌道衛星で開設した基地局から携帯通信網を構築しており、同社が提携する移動体通信事業者の加入者に携帯通信サービスを提供する。
宇宙空間基地局から構築した携帯通信網は標準技術に準拠している。
そのため、既存の一般的な携帯端末で直接通信できる。
ソロモン諸島ではBemobile (Solomon Islands)と提携しており、当初はマキラ・ウラワ州のマキラ島でSMSを提供することになった。
2024年にはソロモン諸島のすべての遠隔地や排他的経済水域を含めてあソロモン諸島全域に拡大する。
Bemobile (Solomon Islands)はパプアニューギニアの移動体通信事業者であるTelikomの完全子会社である。
Telikomはパプアニューギニア政府が完全所有するパプアニューギニア国有の移動体通信事業者であるため、Bemobile (Solomon Islands)もパプアニューギニア政府が完全所有することになる。
2010年8月31日にソロモン諸島で第2の移動体通信事業者として新規参入している。
これまでに、ソロモン諸島の首都かつガダルカナル州の州都でもある首都区域のホニアラ市を含めたガダルカナル州、中央州、マライタ州、西部州で携帯通信網を整備した。
マキラ・ウラワ州では携帯通信網を整備していないため、Lynk Globalが宇宙空間基地局から構築した携帯通信網でカバレッジを確保することになった。
無線方式は第2世代移動通信システム(2G)のGSM方式、第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式を導入している。
宇宙空間基地局から構築した携帯通信網もいずれかの無線方式となる。
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