マカオの中国電信(澳門)がマルチIMSI技術を採用、香港ではMVNOのIMSIに
マカオ特別行政区の移動体通信事業者(MNO)であるChina Telecom (Macau) (中国電信(澳門))は国際ローミングでマルチIMSI技術を採用していることを確認できた。
マルチIMSI技術はあらかじめSIMカードに複数のIMSIを格納しており、基地局からの報知情報をもとにSIMカード内のアプレットが必要に応じてIMSIを切り替える技術である。
マカオ特別行政区ではSIMカードのホームPLMNは455-07で、当然ながら455-07から始まるChina Telecom (Macau)のIMSIを使用する。
事業者名の表示はChina Telecom (Macau)の略称であるCT Macauもしくは中国電信となる。
香港特別行政区に入るとホームPLMNは454-31に切り替わり、454-31から始まる香港特別行政区のChina Telecom Global (中国電信国際)のIMSIを使用するほか、事業者名の表示はCTExcelとなった。
China Telecom GlobalはフルMVNOとして展開する香港特別行政区の仮想移動体通信事業者(MVNO)である。
サービスブランドをCTExcelとして展開しているため、事業者名の表示はCTExcelに切り替える。
香港特別行政区の移動体通信事業者であるHong Kong Telecommunications (HKT)から卸提供を受けるため、Hong Kong Telecommunications (HKT)の携帯通信網に接続する。
マカオ特別行政区では移動体通信事業者であるChina Telecom (Macau)のSIMカードとして動作するが、香港特別行政区では仮想移動体通信事業者であるChina Telecom GlobalのSIMカードとして動作することになる。
なお、China Telecom (Macau)およびChina Telecom Globalは中国のChina Telecommunications Corporation (中国電信集団)の子会社である。
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