iPhoneがStarlink衛星直接通信に対応、iOS 18.3でSCS機能を有効化
- 2025年01月30日
- Apple関連
米国(アメリカ)のAppleは一部のiPhoneに対してiOS 18.3の提供を開始した。
一部のiPhoneに対しては2025年1月27日より新たなiOSのアップデートを提供しており、アップデートを適用するとiOSのバージョンがiOS 18.3に上がる。
iOS 18.3ではSupplemental Coverage from Space (SCS)の機能を有効化している。
Supplemental Coverage from Spaceの機能の有効化に伴い携帯通信技術による衛星と携帯端末の直接通信を利用できる。
米国では同国の移動体通信事業者(MNO)であるT-Mobile USAが米国のSpaceXとして事業を行うSpace Exploration Technologies Corp.が運用するSpaceXの衛星と携帯端末の直接通信をT-Mobile Starlink衛星電話サービスとして商用化する計画である。
T-Mobile USAはT-Mobile Starlink衛星電話サービスの商用化に向けてベータテストとして試験的なサービスの提供を開始しており、対応機種にiOS 18.3を搭載したiPhoneを追加した。
そのため、特定のiPhoneではiOS 18.3でSupplemental Coverage from Spaceの機能を有効化したことが分かる。
T-Mobile Starlink衛星電話サービスではSpace Exploration Technologies Corp.が展開するDirect to Cellを採用して携帯通信技術による衛星と携帯端末の直接通信を実現している。
サービスリンクは標準の携帯通信技術を採用しており、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式を運用する。
Direct to CellによるStarlinkの衛星と携帯端末の直接通信はニュージーランドの移動体通信事業者であるOne New Zealand Groupで商用化の実績がある。
日本では2025年春頃にKDDI CORPORATIONがDirect to Cellを採用してStarlinkの衛星と携帯端末の直接通信を商用化する計画である。
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