英国ロンドンに本社を置くVodafone、英国のEU離脱が決まれば本社移転も示唆
- 2016年06月29日
- 海外携帯電話
英国を拠点として英国やその他の欧州連合(EU)域内を含めた世界各地で移動体通信事業を手掛けるVodafoneは英国が欧州連合を離脱することになれば本社を移転させる可能性があることを示唆した。
Vodafoneは英国の首都であるロンドンに本社を置く企業で、欧州連合が保障する欧州連合域内における人、資本、モノなどの自由な移動はVodafoneの成長に貢献したとのことで、Vodafoneは欧州連合による政策の恩恵を大きく受けていたという。
また、2016年第1四半期における利益の割合は英国、英国以外の欧州連合域内、欧州連合域外の国と地域のうち、英国以外の欧州連合域内が最も高かったとしている。
本社の移転に関して最終的な決定を下すにはまだ早いが、英国が欧州連合を離脱することが決まり、これまでの欧州連合の恩恵が受けられなくなれば、本社を英国外に移すことも視野に入れているとのことである。
なお、英国では2016年6月23日に欧州連合離脱の是非を問う国民投票を実施し、結果は欧州連合離脱の支持が約52%、欧州連合残留の支持が約48%となり、欧州連合離脱派が欧州連合残留派を上回った。
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