バングラデシュの携帯電話サービス加入数が判明、撤退危機のCitycellはシェアが約0.5%に
- 2016年08月10日
- 海外携帯電話
バングラデシュの政府機関で電気通信事業を管轄するBangladesh Telecommunication Regulatory Commission (BTRC)は携帯電話サービスの加入数を公開した。
2016年6月末時点の加入数を公表しており、携帯電話事業者別の加入数およびシェアも判明している。
なお、統計の対象には携帯電話サービスを提供していないBWA事業者は含まれない。
携帯電話サービスの加入数は総数が約1億3,137万6,000件となり、携帯電話事業者別では1位がGrameenphoneで約5,690万9,000件、2位がBanglalink Digital Communicationsで約3,194万1,000件、3位がRobi Axiataで約2,744万2,000件、4位がAirtel Bangladeshで約989万2,000件、5位がTeletalk Bangladeshで約449万件、6位がCitycellブランドのPacific Bangladesh Telecomで約70万2,000件である。
シェアはGrameenphoneが約43.32%、Banglalink Digital Communicationsが約24.31%、Robi Axiataが約20.89%、Airtel Bangladeshが約7.53%、Teletalk Bangladeshが約3.42%、Pacific Bangladesh Telecomが約0.53%となる。
バングラデシュの政府機関であるバングラデシュ統計局によると、2015年10月時点でバングラデシュの人口は約1億5,940万人となり、おおまかな携帯電話サービスの普及率は約82.42%である。
参考までに2015年には1,337万件の加入数を増やし、2015年12月末時点で携帯電話サービスの加入数は総数が約1億3,372万1,000件となった。
携帯電話事業者別では1位がGrameenphoneで約5,667万9,000件、2位がBanglalink Digital Communicationsで約3,286万5,000件、3位がRobi Axiataで約2,831万7,000件、4位がAirtel Bangladeshで約1,071万件、5位がTeletalk Bangladeshで約414万3,000件、6位がPacific Bangladesh Telecomで約100万7,000件となり、シェアはGrameenphoneが約42.39%、Banglalink Digital Communicationsが約24.58%、Robi Axiataが約21.18%、Airtel Bangladeshが約8.01%、Teletalk Bangladeshが約3.1%、Pacific Bangladesh Telecomが約0.75%である。
2015年12月末時点と2016年6月末時点を比べると、Banglalink Digital Communications、Robi Axiata、Airtel Bangladesh、Pacific Bangladesh Telecomの6社中4社が加入数を減らし、GrameenphoneとTeletalk Bangladeshの2社のみ増やしたが、総数は減少する結果となっている。
バングラデシュでは2016年5月末までにSIMカードの電話番号と個人情報を紐づける登録手続きを義務化しており、未登録のSIMカードは無効化されたことが全体的な減少につながったと考えられる。
Airtel Bangladeshは1,000万件を下回り、撤退の危機にあるPacific Bangladesh Telecomは100万件を下回った。
なお、Robi AxiataとAirtel BangladeshはRobi Axiataを存続会社、Airtel Bangladeshを消滅会社とする吸収合併が承認されており、2016年6月末時点の加入数を参考にすると、合併が完了すれば加入数は約3,733万4,000件、シェアは約28.42%に達し、Grameenphoneには遠く及ばないものの、Banglalink Digital Communicationsを抜いてバングラデシュで2番目の携帯電話事業者となる。
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