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サウジアラビアのSTCがマレーシアの携帯電話事業者Maxisと資本関係解消を検討か



サウジアラビアの移動体通信事業者であるSaudi Telecom Company (STC)はマレーシアの移動体通信事業者であるMaxisと資本関係の解消を検討していることが外国メディアの報道で分かった。

Saudi Telecom CompanyはMaxisの親会社であるマレーシアのBinariang GSMの株式25%を保有している。

Binariang GSMはMaxisの株式64.91%を保有してMaxisの経営権を掌握しており、Saudi Telecom Companyは間接的にMaxisの株式16.2275%を持つことになる。

Saudi Telecom Companyの関係者は外国メディアに対してマレーシアの投資家などにBinariang GSMの株式を売却することも検討していると明かし、これによりSaudi Telecom CompanyとMaxisの資本関係を解消する可能性が浮上している。

Saudi Telecom CompanyがMaxisとの資本提携を解消することを検討する理由としては、Maxisのマレーシアにおける移動体通信事業者の不振やインドにおける移動体通信事業者の持分縮小などが考えられる。

マレーシアでは2016年第2四半期にMaxisのポストペイドプランが不評で最高経営責任者が謝罪するに至り、2016年第2四半期の加入数ではマレーシアの3大移動体通信事業者で唯一、収益性が高いポストペイドの加入数が減少した。

また、インドでは子会社のAircelを通じて移動体通信事業を手掛けていたが、インドの移動体通信事業者であるReliance Communicationsの親会社であるインドのReliance ADA Groupと折半出資子会社を設立し、AircelとReliance Communicationsの移動体通信事業を統合することで合意しており、Maxisはインドにおける移動体通信事業を縮小する見通しとされている。

なお、Maxisは加入数、時価総額ともにマレーシアで第2の移動体通信事業者である。

Bloomberg

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