ソフトバンクとワイモバイル、ZTE製品のソフトウェア更新停止を案内
- 2018年05月15日
- SoftBank-ZTE, Y!mobile
SoftBankはSoftBankブランドおよびY!mobileブランドのラインナップにおいて、中国のZTE (中興通訊)が製造した端末でソフトウェアのアップデートを実施できない状態にあると案内した。
SoftBankブランドおよびY!mobileブランドのラインナップでは、すでに一部のZTE製の端末でアップデートを実施できないことが判明していたが、SoftBankは2018年5月14日付けで告知を掲載している。
ソフトウェアのアップデートを実施できない状態の機種はSoftBankブランドがシンプルスマートフォン 008Z、STAR7 009Z、みまもりケータイ2 101Z、ULTRA WiFi 4G 102Z、みまもりGPS 201Z、みまもりケータイ3 202Z、Pocket WiFi 203Z、Pocket WiFi 303ZT、Hybrid 4G LTE Pocket WiFi SoftBank 304ZT、Hybrid 4G LTE SoftBank 403ZT、キッズフォン (701ZT)、Y!mobileブランドがPocket WiFi GL09P、Pocket WiFi 305ZT、Pocket WiFi 601ZTとなっている。
ソフトウェアのアップデートを提供するサーバーが停止したため、ソフトウェアのアップデートを実施できない状態となった。
なお、ソフトウェアのアップデートの再開については、SoftBankブランドおよびY!mobileブランドの公式ウェブサイトで改めて案内する予定である。
ZTEおよび同社の完全子会社で中国のZTE Kangxun Telecommunications (深圳市中興康訊電子)は商務省(Department of Commerce:DOC)傘下の産業安全保障局(Bureau of Industry and Security:BIS)よりDenied Persons List (DPL)に指定されており、輸出管理規則(Export Administration Regulations:以下、EAR)の対象品目の取引が禁止となった。
米国原産の物品、ソフトウェア、技術などがEARの対象品目となり、米国原産のソフトウェアや技術を含むソフトウェアの配布は禁止行為に該当する可能性があるため、ZTEはソフトウェアのアップデートを提供するサーバーを停止してソフトウェアの配布を中断している。
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