タイの携帯電話事業者dtacが2Gサービスを終了へ
- 2018年06月16日
- 海外携帯電話
タイの移動体通信事業者(MNO)でdtacブランドを展開するTotal Access CommunicationはGSM方式による2Gサービスを早ければ2018年に終了する。
Total Access CommunicationがCAT Telecomより借用する1.8GHz帯および850MHz帯は2018年に満期を迎えるため、周波数オークションで再割当先を決める。
タイの政府機関で電気通信分野の規制を担う国家放送通信委員会(National Broadcasting Telecommunications Commission:以下、NBTC)は2018年8月4日に1.8GHz帯の周波数オークションを開催するが、Total Access Communicationおよびその子会社は1.8GHz帯の周波数オークションへの不参加を決定しており、1.8GHz帯を失うことが確定した。
Total Access Communicationのグループとしては、Total Access Communicationが借用の1.8GHz帯でFDD-LTE方式とGSM方式、850MHz帯でW-CDMA方式、子会社のdtac TriNetがNBTCよりライセンスの付与を受けた2.1GHz帯でFDD-LTE方式とW-CDMA方式を運用し、TOTとローミング契約を締結した2.3GHz帯のTD-LTE方式を利用する状況となっている。
1.8GHz帯を失うことは、GSM方式の運用の終了を意味する。
Total Access CommunicationとCAT Telecomは消費者保護計画を提出し、満期を迎えてからも再割当先の移動体通信事業者が当該周波数の利用を開始するまで1.8GHz帯の利用を認めるようNBTCに要請しているが、早ければ2018年中に2Gサービスを終えることになる。
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