Apple、次期iPhoneでQualcomm製モデムを採用せず
- 2018年07月26日
- Apple関連
米国のAppleはスマートフォン「iPhone」の次期モデルで米国のQualcomm Technologiesが開発した通信モデムを採用しないことが分かった。
米国のQualcommの幹部は2018年第2四半期の決算説明会において、AppleはiPhoneの次期モデルで競合他社の通信モデムのみを採用すると発言した。
2017年に発売したApple iPhone X、Apple iPhone 8、Apple iPhone 8 PlusではQualcommの全額出資子会社であるQualcomm Technologiesと米国のIntelより通信モデムを調達していたが、2018年に発表するiPhoneの次期モデルでは少なくともQualcomm Technologiesからは通信モデムを調達しない模様である。
少なくともIntelより通信モデムを調達することは確実と思われる。
これまでに、台湾のMediaTek (聯発科技)からも通信モデムを調達するとの情報も出ている。
AppleとQualcommはライセンス料などをめぐる訴訟合戦を繰り広げて対立が激化しており、その影響でAppleはQualcomm Technologies以外の通信モデムへ完全に切り替える見込み。
なお、Apple iPhone X、Apple iPhone 8、Apple iPhone 8 PlusではIntel製の通信モデムを採用したモデルは下り最大600MbpsのLTE通信に対応し、Qualcomm Technologies製の通信モデムを採用したモデルは下り最大800MbpsのLTE通信に対応するなど、通信性能に差が生じていた。
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