NTTドコモ、エリア復旧に伴い大ゾーン基地局の運用を終了
- 2018年09月07日
- docomo-総合
NTT DOCOMOは北海道で発生した平成30年北海道胆振東部地震に伴い、大ゾーン基地局を運用していたが、2018年9月7日の14時45分に運用を終了したと明らかにした。
北海道では2018年9月6日の3時8分頃に北海道胆振地方中東部を震源とする最大震度7を観測した地震が発生し、その影響で大規模な停電が起きた。
一般的に携帯電話用の基地局には停電対策のために予備電源が配備されているが、北海道では停電の長期化が予想される中で一部のエリアではネットワークの維持が困難となるため、釧路市内の一部エリアを2018年9月6日の16時26分より大ゾーン基地局によるサービスに切り替えた。
しかし、釧路市内でエリアの復旧が進んだことから、大ゾーン基地局の運用を終了したという。
なお、NTT DOCOMOにとって大ゾーン基地局は初めての運用となった。
大ゾーン基地局は広域災害や停電時に人口密集地の通信を確保する目的で、通常の基地局と比較して広範囲のエリアをカバーする災害時専用の基地局であり、設置場所から半径約7kmの広域をカバーできる。
通常の基地局と比較して屋内で利用しづらい、データ通信の通信速度が出にくいなど多少の不便が生じる場合もあるが、より多くの顧客に対する通信の確保を最優先とするために、大ゾーン基地局によるサービスに切り替えていた。
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