フィリピン第3の携帯電話事業者、Mindanao Islamic Telephoneに決定
- 2018年11月19日
- 海外携帯電話
フィリピンの政府機関で電気通信分野の規制を司る情報通信技術省(Department of Information and Communications Technology:DICT)の付属機関である国家電気通信委員会(National Telecommunications Commission:NTC)はNew Major Player (NMP)としてフィリピンのMindanao Islamic Telephone Company (Mislatel)を選定したと正式に発表した。
New Major Playerは既存の総合的な電気通信事業者であるPLDTおよびGlobe Telecomと競合する第3の総合的な電気通信事業者となる。
総合的な電気通信事業者として事業を展開するが、基本的にはPLDTやGlobe Telecomと同様に移動体通信事業が中心となる見込みで、選定の過程でも移動体通信事業の評価に重点が置かれた。
2018年11月7日にNew Major Playerの選定に係る入札書類の提出を受け付け、Mindanao Islamic Telephone Company、Sear Telecom、Philippine Telegraph and Telephone Corporation (PT&T)が入札書類を提出した。
入札書類の審査でSear TelecomとPhilippine Telegraph and Telephone Corporationは失格となり、唯一の適格者と宣言されたMindanao Islamic Telephone Companyは暫定的なNew Major Playerとされていた。
Sear TelecomとPhilippine Telegraph and Telephone Corporationは再審査でも判定が覆らず、Mindanao Islamic Telephone Companyは最終的な確認も通過したため、2018年11月19日付けで正式にNew Major PlayerはMindanao Islamic Telephone Companyと決まった。
Mindanao Islamic Telephone Companyへの出資比率はフィリピンのISM Communications Corporationが35%、フィリピンのChelsea Logistics Holdingsが25%、中国のChina Telecommunications (中国電信集団)が40%となる。
下りの平均通信速度は初年度に27Mbps以上、その後の4年間で55Mbps以上に引き上げ、人口カバー率は5年間のうちに84.01%以上とすることが義務付けられている。
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