NTTドコモ向けファーウェイ製Wi-Fi STATION HW-01LがFCC通過
- 2018年12月15日
- docomo-HUAWEI
NTT DOCOMO向けのHuawei Technologies (華為技術)製のFDD-LTE/TD-LTE/W-CDMA端末「HW-01L」が2018年12月14日付けで連邦通信委員会 (Federal Communications Commission:以下、FCC)を通過した。
FCC IDはQISHW-01L。
モバイルネットワークはFDD-LTE 850(B5)/700(B12/B17) MHz, W-CDMA 850(V) MHzで認証を受けている。
Bluetoothおよび無線LANの周波数でも認証を取得した。
無線LANは2.4GHz帯のIEEE 802.11 b/g/nのみで通過している。
HW-01LはWi-Fi STATION HW-01Lとして発表されている。
日本最高速の通信に対応した高性能なモバイル無線LANルータである。
通信方式はFDD-LTE 2100(B1)/1800(B3)/1500(B21)/ 850(B5)/800(B19)/700(B12/B17) MHz, TD-LTE 3500(B42)/1900(B39) MHz, W-CDMA 2100(I)/850(V)/800(VI/XIX) MHzに対応する。
下りはキャリアアグリゲーション(CA)を高度化した5コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(5CC CA)、256QAM、4×4 MIMO、上りはアップリンク・キャリアアグリゲーション(ULCA)および64QAMを利用可能で、NTT DOCOMOのネットワークでは通信速度が下り最大1288Mbps/上り最大131.3Mbpsとなる。
なお、下り最大1288Mbpsは5コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(5CC CA)に加えて、すべての搬送波で256QAMを適用したうえで、5搬送波のうち3搬送波で4×4 MIMOを適用して実現する。
上り最大131.3MbpsはULCAとすべての搬送波で64QAMを適用する。
無線LANはIEEE 802.11 a/b/g/n/acに対応し、2.4GHz帯に加えて5GHz帯も利用できるが、FCCにおける認証は2.4GHz帯のIEEE 802.11 b/g/nのみとなる。
Wi-Fi STATION HW-01HではNTT DOCOMOのSIMカードが未挿入、国際ローミング中、無線LANの利用国に日本以外の国や地域が設定されている場合、5GHz帯の無線LANを選択できない仕様となっている。
5GHz帯の無線LANに関してはWi-Fi STATION HW-01LもWi-Fi STATION HW-01Hと同様と思われ、米国を含めた日本国外では利用を制限するため、FCCでは5GHz帯で認証を取得していないと思われる。
2019年春に発売する予定である。
ラベルは電磁的表示を採用しており、FCCではラベルが公開されている。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。