カタールのVodafone Qatarが5Gサービスを開始
- 2019年01月04日
- 海外携帯電話
カタールの移動体通信事業者(MNO)であるVodafone Qatarは2019年1月1日より第5世代移動通信システム(5G)の商用サービスの提供を開始した。
Vodafone Qatarは試験的に割当された3.5GHz帯の周波数を利用して2018年8月より5Gの試験サービスを提供してきた。
カタールの政府機関で電気通信分野の規制を担う通信規制庁(Communications Regulatory Authority:CRA)は2018年12月31日にカタールの移動体通信事業者に5G向け周波数を正式に割当すると通知し、Vodafone Qatarは2019年1月1日を効力発生日として5G向けに3.5GHz帯の割当を受けた。
事実上、周波数のライセンスの種別の変更となり、5Gの試験サービスで利用する商用機器はそのまま商用サービスで利用し、5Gの試験サービスを商用サービスに切り替えた。
まずは5Gの商用サービスは限られた法人顧客を対象に提供している。
5Gの試験サービスはカタールのGulf Bridge International (GBI)が利用していたが、Gulf Bridge Internationalは5Gの商用サービスも最初の顧客になるという。
また、Gulf Bridge International以外の複数の顧客が2019年1月1日以降に5Gの商用サービスを利用する予定とされている。
一般の個人顧客に対しては5Gの商用サービスを開始していないが、Vodafone Qatarの小売店では関心表明を受け付けている。
カタールの首都・ドーハのアル・ワーブ、アブ・ハムール、アル・ジージーヤ、アル・マムーラ、アル・ライヤーン、カタラ文化村、サルワ通り、スーク・ワキーフ、ドーハ近郊のウンム・サラール・ムハンマドを5Gのエリアとする。
なお、Vodafone QatarはVodafoneのブランド名で展開しているが、英国のVodafone Groupとは資本関係を解消した。
最大の株主はカタールのQatar Foundation (カタール財団)で、持分比率は45%となっている。
Vodafone Groupとの資本関係の解消時にブランドパートナー契約を締結しており、ブランドパートナー契約に基づいてVodafone Groupとの資本関係を解消後もVodafoneブランドを継続している。
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