IIJ、IIJmio meeting 22でeSIMのデモンストレーションを実施
Internet Initiative Japan (以下、IIJ)は2018年1月26日に大阪府大阪市内で開催したIIJmio meeting 22 大阪会場でeSIMのデモンストレーションを実施した。
これまでに、IIJはフルMVNOとしてIIJの加入者管理機能(HLR/HSS)を使用してeSIMプラットフォームの検証環境を構築し、eSIMを採用した端末の動作検証を開始したと発表している。
なお、eSIMプラットフォームの検証環境は業界団体であるGSM Association (GSMA)の標準規格であるRemote SIM Provisioning (RSP) Phase 2に準拠する。
IIJは2019年春に商用のeSIMプラットフォームを準備し、eSIMサービスの提供を開始する予定という。
eSIMサービスの提供の開始に先立ち、IIJmio meeting 22 大阪会場ではIIJのeSIMサービスのデモンストレーションが披露された。
eSIMに対応した日本版のApple iPhone XSでQRコードを読み取り、eSIMにプランを追加する動作を確認できた。
用意されたApple iPhone XSにはIIJがフルMVNOとして提供する物理的なSIMカードが挿入されており、コントロールセンターの通信事業者欄はIIJのeSIMと合わせて二段ともIIJとなっていた。
念のため設定からSIMカードのICCIDを確認すると、物理的なSIMカードとeSIMともに先頭の発行者識別番号(Issuer Identification Number:以下、IIN)は89 81 03で、IIJが割当を受けたIINであることが分かる。
なお、IINは最大で7桁となり、電気通信目的の場合は国際電気通信連合(International Telecommunication Union:ITU)が割当する。
IINは先頭の2桁が用途を示し、次の1桁から3桁が国番号、残りが事業者番号となる。
電気通信目的の場合は先頭が89、日本の場合は国番号が81、残りが事業者番号となり、SIMカードのICCIDの先頭に使われる。
IIJの場合は事業者番号が03であるため、IIJのIINは89 81 03である。
IIJは2019年2月2日に東京都千代田区でIIJmio meeting 22 東京会場を開催する予定である。
IIJmio meeting 22 東京会場でもIIJmio meeting 22 大阪会場と同様にIIJのeSIMが動作する様子を披露すると思われる。
なお、IIJmio meeting 22 東京会場のプログラム、日時、会場、参加方法などはIIJが運営するてくろぐを参照されたい。
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