トンガでインターネット接続が復旧、半月にわたり停止
- 2019年02月07日
- 海外携帯電話
トンガの移動体通信事業者(MNO)であるTonga Communications CorporationおよびDigicel (Tonga)が提供するインターネット接続サービスが復旧したことが分かった。
トンガとフィジーを結ぶ海底光ケーブルの損傷を受けて、2018年1月20日の20時30分頃(トンガ時間)よりTonga Communications CorporationおよびDigicel (Tonga)のインターネット接続サービスを利用できないもしくは利用しづらい状況が発生した。
海底光ケーブルはトンガのTonga Cableが管理を担うため、Tonga Communications CorporationおよびDigicel (Tonga)に責任はないとされている。
実質的にインターネット接続サービスを利用できない状況を受けて、Tonga Communications Corporationは衛星回線を経由した無線LANサービスの提供を開始したが、回線容量や通信品質の問題からすぐに中止したという。
Digicel (Tonga)はバックボーンを海底光ケーブルから衛星に切り替えるなど対処したが、衛星経由では通信速度が遅いなどの問題が生じた。
そのため、Digicel (Tonga)は音声通話やSMSを利用するよう推奨していた。
2019年2月3日までに海底光ケーブルの修理を完了し、インターネット接続サービスが完全に復旧した。
トンガではTonga Communications CorporationおよびDigicel (Tonga)がインターネット接続サービスを提供しているが、ほぼ半月にわたりインターネット接続サービスが停止していたことになる。
トンガの主要な産業のひとつに観光業が挙げられるが、インターネット接続サービスが停止した期間は旅行や宿泊の予約を受け付けられず、観光業にも影響を与えた模様である。
Tonga Communications Corporation
Digicel (Tonga)
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