ファーウェイ副会長、カナダ当局を提訴
- 2019年03月07日
- 海外携帯電話
中国のHuawei Technologies (華為技術)は同社で副会長に相当する副董事長を務める孟晩舟がカナダ当局を相手取り訴訟を提起したと発表した。
孟晩舟は2019年3月1日付けで弁護士を通じてブリティッシュコロンビア州の上級裁判所に訴状を提出したという。
カナダ政府、カナダ入国管理局(Canada Border Services Agency:CBSA)、王立カナダ騎馬警察(Royal Canadian Mounted Police:RCMP)による深刻な公民権侵害を訴えている。
孟晩舟は2018年12月1日にカナダのバンクーバー国際空港(YVR)で拘束、捜索、尋問されたが、その際にカナダ当局が法律に則らなかったと主張しており、カナダ当局の行為に対して損害賠償を請求するとのことである。
ブリティッシュコロンビア州の上級裁判所は訴状を受け付けたため、さらなる詳細の開示は控えるという。
なお、孟晩舟は2018年12月1日にカナダ当局によって拘束された。
カナダ当局は米国当局の要請に従って孟晩舟を拘束しており、米国当局は孟晩舟の身柄の引き渡しを要求している。
2019年3月1日にカナダ当局は孟晩舟の身柄を米国に引き渡すために必要な手続きを開始しており、カナダの裁判所や司法長官の判断次第では孟晩舟の身柄を米国に引き渡す可能性がある。
中国政府はカナダ当局の一連の行為に対して強烈な不満と断固たる反対を表明しており、カナダ当局が孟晩舟の身柄を米国に引き渡す決定を下せば中国とカナダのさらなる関係悪化も懸念される。
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