ZTVが滋賀県大津市で3局目の地域BWA高度化方式の無線局免許を取得
- 2019年03月09日
- Regional BWA
ZTVは滋賀県の県庁所在地・大津市で地域広帯域移動無線アクセス(以下、地域BWA)の高度化方式の無線局免許を新たに取得したことが分かった。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)が電波利用ホームページに掲載した情報より判明している。
ZTVは大津市で3局目となる地域BWAの高度化方式の無線局免許を2019年3月6日付けで取得した。
滋賀県内で地域BWAの高度化方式の無線局免許を取得した企業はZTVのみで、これまで2016年9月28日に大津市で1局、2017年4月26日に米原市で1局、2017年6月5日に大津市で1局、2017年8月7日に近江八幡市で1局、2018年5月30日に長浜市で1局、2018年11月6日に彦根市で1局を取得しており、滋賀県内では7局目の地域BWAの高度化方式の無線局免許となる。
地域BWAは制度改正によって従来のWiMAX方式より高速な通信速度などを実現する地域BWAの高度化方式の導入が認められ、地域BWAの高度化方式としてTD-LTE方式と高い互換性を有するAXGP方式またはWiMAX Release 2.1 Additional Elements方式(WiMAX R2.1 AE方式)を運用できる。
ZTVは地域BWAの高度化方式としてAXGP方式を導入している。
Hanshin Cable Engineering (阪神ケーブルエンジニアリング:HCE)のコア設備を利用しており、下りは4×4 MIMOも実装して通信速度は下り最大220Mbps/上り最大10Mbpsとなる。
無線機は中国のHuawei Technologies (華為技術)が供給する。
なお、ZTVは三重県の県庁所在地・津市に本社を置く企業であるが、大津市に本社を置いたShiga Cable Network (滋賀ケーブルネットワーク:SCN)を買収後に合併しており、滋賀県内でも事業を手掛ける。
地域BWAの高度化方式を活用して、一般向けにはZ-LAN Airとしてインターネット接続サービスを提供している。
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