韓国のSK Telecomが下り最大2.7Gbpsに高速化へ、5G商用化で
- 2019年03月26日
- 海外携帯電話
韓国の移動体通信事業者(MNO)であるSK Telecomは通信速度を下り最大2.7Gbpsに高速化することが分かった。
SK Telecomは5G-LTE結合技術を導入し、下り最大2.7Gbpsを実現すると説明している。
5G-LTE結合技術はLTE方式とNR方式を同時に利用するデュアルコネクティビティ(EN-DC)を指す。
NR方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定された通信方式で、LTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)とNR方式のみで動作するスタンドアローン(SA)が規定されている。
NSAはアンカーバンドとなるLTE方式への常時接続が前提となり、EN-DCが有効時のみNR方式を利用できる。
SK TelecomはNR方式のNSAを採用するため、NR方式の利用にはEN-DCの実装が必須となる。
なお、下りのEN-DCの組み合わせはDC_1-3-5-7-7_n78である。
韓国では2019年4月5日にSamsung Galaxy S10 5G (SM-G977N)を発売する予定で、SK TelecomはSamsung Galaxy S10 5GでEN-DCやその他の重要な試験が完了したという。
また、Samsung Galaxy S10 5Gはモバイルネットワークと無線LANの複数経路の通信を実現するMultipath TCP (MPTCP)技術を実装している。
無線LANは下り最大1.2Gbpsに対応しており、EN-DCと無線LANを同時に利用して下り最大3.9Gbpsに達する。
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