北朝鮮のSTAR JVに出資するLoxpac Hong Kongの2018年通期の業績が判明
- 2019年04月08日
- DPRK
香港特別行政区に本社を置くLoxpac Hong Kongの2018年通期における業績が判明した。
売上高は前年比66%減の27万1,586ユーロ(約3,408万円)、純損益は前年比150%減で20万ユーロ(約2,510万円)の赤字となり、前年比で赤字転落となった。
また、2018年12月31日時点で払込資本は前年同期から変動なく600万ユーロ(約7億5,297万円)、総資産は前年同期比17%増の1,400万ユーロ(約17億5,693万円)、総負債は前年同期比75%増の700万ユーロ(約8億7,847万円)となっている。
Loxpac Hong Kongは旧社名がLoxley Pacific Hong Kongで、発行済株式数は普通株式が50,000株である。
本社は香港特別行政区の銅鑼湾(コーズウェイベイ)に設置している。
主要事業は朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)における電気通信事業となり、インターネットサービス関連事業が中心となる。
北朝鮮で設立したSTAR JOINT VENTUREを通じてインターネットサービス関連事業を行うためのインターネットサービスプロバイダ(ISP)コンセッションライセンスを保有する。
なお、STAR JOINT VENTUREは朝鮮民主主義人民共和国外国人投資法に基づく合営企業として北朝鮮の政府機関で電気通信分野の規制を司る逓信省(Ministry of Posts and Telecommunications:MPT)が完全所有する国営企業のKorea Posts and Telecommunications Corporation (朝鮮逓信会社:KPTC)と共同で設立した。
STAR JOINT VENTUREは北朝鮮の首都・平壌直轄市に本社を設置しており、持分比率はLoxpac Hong Kongが70%、Korea Posts and Telecommunications Corporationが30%で、2010年10月10日よりインターネットサービスプロバイダとして事業を開始している。
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