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北朝鮮で新型スマホPyongyang2425を発売、ノッチディスプレイにワイヤレス充電も

  • 2019年04月14日
  • DPRK


朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)のChecom Technology Joint Venture Company (チェコム技術合営会社/체콤기술합영회사)はスマートフォン「Pyongyang2425 (平壌2425/평양2425)」を発売したことが分かった。

北朝鮮メディアが写真付きでPyongyang2425を紹介している。

Pyongyang2425は従来のPyongyang (平壌/평양)ブランドのスマートフォンと比べて性能が大幅に改善されており、消費者から好評を受けているという。

オクタコアのCPUを搭載してより軽快な操作性を実現し、赤外線顔認証や無線充電にも対応する。

Wi-Fiも利用できると伝えているため、北朝鮮国内のイントラネットである国家網(국가망)向けの無線LANとなるMirae-mang (未来網/미래망)に対応すると思われる。

ディスプレイは上部中央に切り欠き(ノッチ)を有することが分かる。

公開された画像などから判断すると、Pyongyang2425は中国向けのXiaolajiao E-sports (20180322D)、インド向けのPanasonic ELUGA X1 Pro (EB-90S62EXPK)、フィリピン向けのCherry Mobile Flare S7 Plus、インドネシア向けのXL XTREAM Ultima X Prime (LUNA G60X)、バングラデシュ向けのSymphony Helio S60、ルーマニア向けのAllview Soul X5 Pro (X5_Soul_Pro)、米国向けのBLU VIVO XI+ (V0310WW)、チリ向けのOwn Smart 9 Proと筐体が共通であると見受けられる。

Xiaolajiao E-sports (20180322D)は中国を拠点とする英領ケイマン諸島のTCL Communication Technology Holdings (TCL通訊科技控股)の完全子会社で中国のHuizhou TCL Mobile Communication (恵州TCL移動通信)が所有および運営する工場で製造を行うことが確認できている。

これまでに、Huizhou TCL Mobile CommunicationはPyongyangブランドのスマートフォンを組み立てた実績が豊富であるため、Pyongyang2425の組み立てはHuizhou TCL Mobile Communicationが担当したと推測している。

プリインストールされる多くのアプリケーションは北朝鮮国内で開発されており、本体はChecom Technology Joint Venture Companyの工場で最終検査を実施して出荷する模様である。

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