米国向けSamsung Galaxy S10 5GのSM-G977UがFCCを再通過、5G NRは39GHz帯にも対応
- 2019年04月26日
- Android関連
韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のNR/LTE/W-CDMA/CDMA2000/GSM端末「SM-G977U」が2019年4月25日付けで連邦通信委員会(Federal Communications Commission:以下、FCC)を通過した。
FCC IDはA3LSMG977U。
モバイルネットワークのみで認証を受けており、NR (TDD) 39000(n260)/28000(n261) MHzで通過している。
SM-G977UはSamsung Galaxy S10 5Gの型番のひとつである。
FCCの認証は2度目の通過となり、NR (TDD) 39000(n260) MHzが追加された。
1度目では認証を受けていない周波数を2度目で認証を受けたことになる。
少なくとも米国の移動体通信事業者(MNO)でVerizon Wirelessとして事業を行うCellco Partnershipが取り扱い、遅れてCellco Partnershipのネットワークを利用した仮想移動体通信事業者(MVNO)なども取り扱う可能性がある。
NR方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で第5世代移動通信システム(5G)の要求条件を満たすために規定された。
NR方式にはNR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)と、LTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)が規定されているが、Cellco Partnershipはノンスタンドアローンを採用するため、NR方式の利用にはアンカーバンドとなるLTE方式への常時接続が前提となり、LTE方式とNR方式のデュアルコネクティビティ(EN-DC)が有効時にNR方式を利用できる。
NR (TDD) 39000(n260) MHzの利用にはLTE (FDD) 2300(B30)/1900(B2)/1700(B4/B66)/ 850(B5)/700(B12/B13) MHzがアンカーバンドとして機能し、NR (TDD) 28000(n261) MHzの利用にはLTE (FDD) 1900(B2)/1700(B4/B66)/850(B5)/700(B13) MHzがアンカーバンドとして機能できる。
なお、Cellco Partnershipは2019年5月16日にSamsung Galaxy S10 5Gを発売することが決まっている。
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