au向けスマホURBANO L03 (KYY23)が3度目の技適通過、LTE Band 3を追加取得
- 2019年04月26日
- KDDI-KYOCERA
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の技術基準適合証明または工事設計認証を通過した端末が更新された。
KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)向けのKYOCERA (京セラ)製のLTE/W-CDMA/CDMA2000/GSM端末「KYY23」が2019年3月20日付けでTUV Rheinland Japanを通過したことが分かった。
工事設計認証番号は005-100691。
モバイルネットワークのみで認証を受けており、LTE (FDD) 2100(B1)/1800(B3)/800(B18) MHzで認証を取得した。
KYY23はURBANO L03 (KYY23)として2014年6月28日に発売された。
TUV Rheinland Japanの認証は3度目の通過で、発売から5年近くも経過して改めて認証を取得したが、LTE (FDD) 1800(B3) MHzを追加して認証を受けた。
LTE (FDD) 1800(B3) MHzは世界で最も採用数が多いLTE Bandであり、発売当時はLTE (FDD) 1800(B3) MHzを導入していなかったKDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneが販売する機種でも多くの機種がLTE国際ローミング用としてLTE (FDD) 1800(B3) MHzに対応している。
日本では2015年5月に発売した機種からSIMロックの解除を義務化しており、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone向けの機種でもSIMロックを解除後に日本のほかの移動体通信事業者(MNO)でLTE (FDD) 1800(B3) MHzを使うことを想定し、LTE (FDD) 1800(B3) MHzでも認証を通過させてきた。
しかし、KYY23はSIMロックの解除に非対応であり、LTE (FDD) 1800(B3) MHzでは認証を取得していなかった。
総務省は2018年4月にKDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneへ1.8GHz帯の割当を決定し、KDDIおよびOkinawa Cellular TelephoneはLTE (FDD) 1800(B3) MHzを導入することが決まった。
SIMロックの解除に非対応かつLTE国際ローミング用としてLTE (FDD) 1800(B3) MHzに対応したKDDIおよびOkinawa Cellular Telephone向けの機種でも日本国内でLTE (FDD) 1800(B3) MHzを使えることになるため、KYY23はLTE (FDD) 1800(B3) MHzを追加して認証を受けた。
なお、KDDIはすでに一部の地域でLTE (FDD) 1800(B3) MHzの運用を開始している。
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