Samsung Galaxy Sには何種類バリエーションがあるのか調べてみた
- 2011年02月05日
- Android関連
Samsung Galaxy Sは世界の100以上の国と地域で販売&販売予定であるが、同一モデルを販売しているわけではない。
そこで、Samsung Galaxy Sの製造型番を調べて、どれくらいのバリエーションのモデルを用意しているのかを調べてみた。
現時点ではSamsung Galaxy Sと思われる端末は下記の22種類もの製造型番を確認した。
GT-I9000
GT-I9000B
GT-I9000L
GT-I9000M
GT-I9000T
GT-I9003
GT-I9003L
GT-I9008
GT-I9010
GT-I9088
SCH-I400
SCH-I500
SCH-I909
SGH-I896
SGH-I897
SGH-N013
SGH-T959
SGH-T959D
SGH-T959V
SHW-M110S
SHW-M115S
SPH-D700
どの地域向けの端末なのか等々、各端末について少しだけ補足しておく。
GT-I9000は全世界向けに販売されているモデル。
欧州を中心として販売されており、W-CDMA 2100/1900/900 MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応している。
GT-I9000Bはブラジル向けのモデルで、末尾のBはBrazilのBであると考えられる。
W-CDMA 2100/1900/850 MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応している。
全世界向けのGT-I9000と異なるのは、欧州で主に採用されているW-CDMA 900 MHzに非対応で、北中南米で多く採用されているW-CDMA 1900/850 MHzに対応している。
ISDB-T方式の地上デジタル放送にも対応しているのが特徴。
背面にはデジタルTVのロゴとドロイド君が刻印されている。
GT-I9000Lは南米向けモデルで、型番の末尾はLatin AmericaのLであると考えられる。
W-CDMA 2100/1900/850 MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応している。
対応周波数はブラジル向けのGT-I9000Bと同じで、全世界向けのGT-I9000とは欧州で主に採用されているW-CDMA 900 MHzに非対応で、北中南米で多く採用されているW-CDMA 1900/850 MHzに対応している点が異なる。
ブラジル向けのGT-I9000Bが対応しているISDB-T方式の地上デジタル放送には非対応である。
Bluetooth認証より、GT-I9000BとGT-I9000Lは同一のBluetoothモジュールを搭載していることが判明している。
GT-I9000MはカナダのBell向けに投入される端末であることが判明している。
デザインは全世界向けのGT-I9000と同じだが、Samsung Vibrantという名称で投入される。
他の地域に投入される可能性もあるが、現時点で判明しているのはカナダのBellだけである。
W-CDMA 1900/850 MHz, GSM 1900/850 MHzに対応している。
どうやら、現地で採用している周波数のみに対応しているようだ。
GT-I9000Tは豪州のTelstra向けに投入されるモデルで、型番の末尾はTelstraのTであると考えられる。
W-CDMA 2100/1900/850 MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応している。
GT-I9003は全世界向けモデルである。
欧州を中心として販売されており、W-CDMA 2100/1900/900 MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応している。
GT-I9000の液晶版である。
GT-I9003Lは南米向けモデルで、型番の末尾はLatin AmericaのLであると考えられる。
W-CDMA 2100/1900/850 MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応している。
GT-I9000Lの液晶版である。
GT-I9008は中国のChina Mobile向けモデルである。
他のSamsung Galaxy Sシリーズとは大きく異なり、OSにはOPhone OS 2.0を採用している。
OPhone OS 2.0はAndroid 2.1と互換性があるようだ。
TD-SCDMA 2100/1900 MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応している。
Samsung Galaxy Sシリーズでは中国独自のTD-SCDMAに対応している唯一のモデル。
CMMBモバイルテレビにも対応している。
また、他のSamsung Galaxy SシリーズのモデルはBluetooth 3.0に対応しているが、GT-I9008だけはBluetooth 2.1+EDRに対応となっている。
上部にはAnycallロゴとChina Mobile 3Gロゴが入る。
GT-I9010は欧州向けのモデルである。
W-CDMA 2100/1900/900 MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応している。
Samsung Captivateと同じデザインで、Giorgio Armaniとコラボレーションしている。
GT-I9088は中国向けのモデルである。
W-CDMA 2100/1900/850 MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応している。
Captivate SGH-I897と同じデザインである。
画面の上にAnycallロゴが入る。
SCH-I400は米国のVerizon Wireless向けの派生モデルである。
Samsung Continuumという名称が与えられている。
CDMA2000 1900/800 MHzに対応しており、GSMネットワークには非対応である。
SIMカードスロットは非搭載である。
デザインは、上部にVerizon Wirelessのロゴが入っており、下部にSAMSUNGロゴが入っている。
少し変わった端末で、他のSamsung GALAXY Sとは異なりサブディスプレイを搭載している。
サブディスプレイはメインディスプレイの下に配置されている。
サブディスプレイを搭載しているせいか、メインディスプレイのサイズは3.4インチと少し小さめになっている。
サブディスプレイは1.8インチで解像度は480*96となっている。
SCH-I500は米国のVerizon Wireless向けのモデルである。
Samsung Fascinateという名称でリリースされている。
CDMA2000 1900/800 MHzに対応しており、GSMネットワークには非対応である。
SIMカードスロットは非搭載である。
デザインは、上部にVerizon Wirelessのロゴが入っており、フロント部のキーが4つでタッチセンサになっている。
LEDライトを搭載している。
SCH-I909は中国のChina Telecom向けのモデルである。
CDMA2000 1900/800 MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応している。
背面にはChina Telecomのロゴが入っている。
SGH-I896はカナダのRogers向けのモデル。
Samsung Captivateという名称で投入される。
W-CDMA 2100/1900/850 MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応している。
デザイン面では、他のSamsung Galaxy Sシリーズとは大きく異なり、曲線を取り入れている。
上部にはSAMSUNGロゴが入っており、フロント部のキーが4つでタッチセンサになっている。
SGH-I897は米国のAT&T向けのモデルである。
Samsung Captivateという名称で投入される。
W-CDMA 2100/1900/850 MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応している。
デザイン面では、他のSamsung Galaxy Sシリーズとは大きく異なり、曲線を取り入れている。
上部にはAT&Tのロゴが入っており、フロント部のキーが4つでタッチセンサになっている。
SGH-N013は日本のNTT docomo向けのモデルである。
SC-02Bというキャリア型番が与えられている。
W-CDMA 2100/800 MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応している。
Android 2.2を搭載して発売された。
SGH-T959は米国のT-Mobile US向けのモデル。
Samsung Vibrantという名称で投入される。
W-CDMA 2100/1900/1700 MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応している。
北米で採用されているW-CDMA 1700 MHzは上りは2100 MHz帯を使用しており、日本のW-CDMA 1700 MHzとは互換性がない。
デザインは、上部にT-Mobileのロゴが入っており、フロント部のキーが4つでタッチセンサになっている。
Verizon Wireless向けのSCH-I500と似ているデザインとなっているが、LEDライトは搭載していない。
SGH-T959DはカナダのTelus向けのモデルである。
W-CDMA 2100/1900/850 MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応している。
Samsung Fascinateという名称で投入される模様である。
SGH-T959Vは米国のT-Mobile US向けのモデル。
Samsung Galaxy S 4Gという名称で投入される。
W-CDMA 2100/1900/1700 MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応している。
T-Mobile USのHSPA+に対応しており、下り最大21Mbpsの高速通信が実現可能。
電池容量が1650mAhとなっており、国際版の1500mAhより大容量となっている。
SHW-M110Sは韓国のSK Telecom向けのモデルである。
W-CDMA 2100 MHz, GSM 1900/1800/900 MHzに対応している。
韓国や欧州で採用されているT-DMB方式の地上デジタル放送に対応しているのも特徴。
フロント部にはキャリアやメーカーのロゴは一切入っていない。
SHW-M115Sは韓国のSK Telecom向けのモデルである。
W-CDMA 2100 MHz, GSM 1900/1800/900 MHzに対応している。
SHW-M110Sのマイナーチェンジモデルと思われる。
SPH-D700は米国のSprint Nextel向けのモデルである。
Samsung Epic 4Gという名称で投入される。
WiMAX 2500 MHz, CDMA2000 1900/800 MHzに対応している。
デザイン面では、他のSamsung Galaxy Sシリーズとは大きく異なり、丸みを帯びていてスライド式でQWERTYキーボードを搭載している。
WiMAX方式の通信には対応しているが、GSM方式の通信には非対応である。
上部にSprintのロゴが入っており、フロント部のキーが4つでタッチセンサになっている。
以上、Samsung Galaxy Sファミリーを紹介してみた。
個人的にはデザインに関してはSGH-I897が好み。
SPH-D700みたいにキーボードを搭載してるのもいいなぁ。
・Samsung Mobile
http://www.samsung.com/us/consumer/mobile/mobile-phones/index.idx?pagetype=type
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