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5G NRに対応したSamsung Galaxy S10 5Gを購入



韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)が発売したスマートフォン「Samsung Galaxy S10 5G」を購入した。

Samsung Galaxy S10 5Gは第5世代移動通信システム(5G)に対応した世界初のスマートフォンで、発表当初よりSamsung Galaxy S10 5Gの購入を検討してきた。

5Gの通信方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式に対応する。

NR方式にはNR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)と、LTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)が規定されており、Samsung Galaxy S10 5Gではノンスタンドアローンのみ利用できる。

Samsung Galaxy S10 5Gには複数の型番が存在し、後述の理由から豪州版のSM-G977Bを購入することにした。

本体色はClown Silverで、光が当たる角度によって青みを帯びた色に輝くなどリアパネルが美しい印象である。

リアパネルには型番や原産国が印刷されており、韓国で製造されたことが分かる。

Samsung Electronicsはスマートフォンの製造機能の大部分を韓国からベトナムに移転しており、ハイエンドのスマートフォンでも大半がベトナム製となるが、Samsung Galaxy S10 5Gは韓国製となっている。

韓国では慶尚北道亀尾市の工場で製造しており、亀尾市は日本の自治体としては滋賀県大津市と姉妹都市提携している。



Samsung Galaxy S10 5Gの前面



Samsung Galaxy S10 5Gの背面



Samsung Galaxy S10 5Gの型番と原産国の表示

SM-G977Bは国際向けに相当する型番で、豪州や複数の欧州の国で販売されており、豪州では同国最大手の移動体通信事業者(MNO)であるTelstraが取り扱う。

NR BandはFR1のn78のみに対応しているが、NR方式の導入初期に世界で最も採用数が多いNR Bandがn78であるため、将来的に海外渡航時など多くの移動体通信事業者で使えることが期待できる。

2019年7月3日までに22の移動体通信事業者がNR方式を商用化したが、すべての移動体通信事業者がノンスタンドアローンを導入し、そのうち19の移動体通信事業者がn78を採用しており、実にn78の採用率は9割近くに達する。

また、2019年8月までにNR方式を商用化する計画を表明した3の移動体通信事業者もすべてノンスタンドアローンでn78を採用することが分かっている。

すでにスタンドアローンとノンスタンドアローンの両方に対応したスマートフォンやマルチバンドのNR方式に対応したスマートフォンも商用化されているが、ServiceModeを用いたネットワークの確認における利便性を重視し、NR方式の導入初期はノンスタンドアローンおよびn78が主流である点も考慮した。

なお、日本と中国では5G向け周波数の割当状況からFR1でn78以外のNR Bandも採用することが確定しているため、当初から日中では適切なスマートフォンを個別に購入する方向で検討している。

Samsung Galaxy S10 5Gを最有力候補としたうえで、中国の上海市で開催されたMWC19 Shanghaiにおいて10機種前後の5Gに対応したスマートフォンの実機を試して見極め、そこでSamsung Galaxy S10 5Gを購入することが筆者にとっては最も適当であるとの結論に至った。

豪州版や欧州版のSamsung Galaxy S10 5Gは韓国版とハードウェアが共通であるが、認証機関などで公開された情報を踏まえると韓国版は一部のBandの使用に制限が存在する模様で、その点を踏まえて韓国版は避けた。

Samsung Galaxy S10 5Gの取扱店は決して多くはなく、一部の国ではSamsung Electronicsの現地法人の直販などでも販売しているが、基本的に5Gサービスを商用化した移動体通信事業者(MNO)向けのスマートフォンとなるため、移動体通信事業者のポストペイドプラン向けに提供している場合が多い。

豪州に渡航して購入することも考慮したが、Telstraはプリペイドプランに5Gサービスを開放しておらず、取扱店が限定的かつ割引の適用期間が2019年6月中のため、帰国を待たずに上海市から購入の手続きを進めた。

Telstraのアプリケーションは2つプリインストールされているが、SIMロックやリージョンロックなどはかけられておらず、日本国内ではシンガポールの移動体通信事業者であるStarHub Mobile (星和移動)のSIMカードを入れて国際ローミングで使用している。

StarHub Mobileは維持費が容易かつ低廉で、日本を含む筆者が滞在または渡航する多くの国と地域をカバーしている点が嬉しいところである。



Samsung Galaxy S10 5Gのネットワークモードの設定



Samsung Galaxy S10 5Gのパッケージ

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