韓国版のGalaxy Note10 5GとGalaxy Note10+ 5G、地上デジタル放送は非対応に
- 2019年08月25日
- Android関連
韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)が発売したスマートフォン「Samsung Galaxy Note10 5G」および「Samsung Galaxy Note10+ 5G」の韓国版は地上デジタル放送の地上波DMB(T-DMB)に非対応となることが分かった。
地上波DMBは韓国で携帯端末向けに提供している地上デジタル放送である。
韓国では2005年12月1日の16時(韓国標準時)より地上波DMBの提供を開始しており、スマートフォンを含めた多くの携帯端末が地上波DMBに対応している。
また、2016年8月からは地上波DMBの解像度を従来のQVGA(320*240)からHD(1280*720)へ高解像度化を順次実施した。
高解像度化した地上波DMBはHD DMBと呼ばれている。
Samsung Electronicsが韓国で発売した大半のスマートフォンは地上波DMBに対応しており、HD DMBの導入後は基本的にHD DMBも視聴できる。
HD DMBの導入前に発売した一部のスマートフォンはアップデートでHD DMBに対応するなどの取り組みも実施してきた。
しかし、Samsung Galaxy Note10 5GおよびSamsung Galaxy Note10+ 5Gでは地上波DMBに非対応としている。
Samsung Electronicsがフラッグシップとして展開するSamsung Galaxy SシリーズおよびSamsung Galaxy Noteシリーズのスマートフォンの韓国版としては、Samsung Galaxy Note10 5GおよびSamsung Galaxy Note10+ 5Gが地上波DMBに非対応の最初のスマートフォンとなった。
5G用アンテナの追加、イヤホンジャックの廃止、狭額縁化などハードウェアの設計上の制約、端末価格の高価格化、地上波DMBの需要低下などを考慮して地上波DMBに非対応とした可能性がある。
韓国では5Gサービスを商用化しており、高速なデータ通信を無制限に使えるプランに加入してオンラインで動画を楽しむ消費者も多く、もはや地上波DMBの役目は終えたのかもしれない。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。