韓国のSK Telecom、2020年Q1に日本で5G国際ローミングを開始へ
- 2019年10月16日
- 海外携帯電話
韓国最大手の移動体通信事業者(MNO)であるSK Telecomは2020年第1四半期より日本における国際ローミングで第5世代移動通信システム(5G)を利用可能とする方針であることが韓国メディアの報道で分かった。
SK Telecomは世界で初めて5G国際ローミングの提供を開始しており、2019年7月17日の0時よりスイスで5G国際ローミングを提供している。
スイスではSwisscom (Switzerland)が対象の移動体通信事業者となっている。
SK Telecomは5G国際ローミングを説明するために、2019年10月15日にスイスのチューリッヒに位置するSwisscom (Switzerland)の社屋で報道関係者らを招いて懇談会を開催し、2020年5Gローミング計画を明らかにした。
2020年5Gローミング計画では2019年中に中国、フィンランド、イタリアに5G国際ローミングの対象国を拡大し、2020年末までに5G国際ローミングの対象国を20ヶ国以上に増やす計画という。
特に2020年第1四半期には日本および英国、2020年第2四半期にはドイツおよび米国も5G国際ローミングの対象国に追加する予定とのことである。
SK Telecomは高品質の5Gサービスを提供する移動体通信事業者を選定して5G国際ローミングで提携する方針を示した。
日本における5G国際ローミングの対象となる移動体通信事業者は不明であるが、日本ではNTT DOCOMO、KDDI、SoftBankが2020年第1四半期に5Gサービスを商用化する見込み。
5Gサービスを商用化する時期に関しては、NTT DOCOMOが2020年春、KDDIおよびSoftBankが2020年3月と案内している。
SK Telecomは5Gの通信方式として標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を導入しており、周波数はFR1の3.5GHz帯のみを使用し、NR Bandはn78に該当する。
韓国で流通する5Gサービスに対応したスマートフォンはn78のみに対応しており、日本ではn78を採用する移動体通信事業者が5G国際ローミングの対象となる可能性が高い。
NTT DOCOMOはn78の導入が確定済みで、SoftBankはn78を導入しないことが確定しており、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)はn78を導入する可能性が高い。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。