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中国電信、5Gを商用化



中国の移動体通信事業者(MNO)であるChina Telecom (中国電信)は第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。

5Gの体験プランに加入すると先行して試験的な5Gサービスを体験できたが、2019年10月31日より正式に5Gサービスを提供している。

5Gサービスのブランドは5G helloである。

5Gの通信方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を導入する。

NR方式にはNR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)構成と、NR方式とLTE方式が連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成が規定されているが、NR方式の商用化当初は基本的にNSA構成で運用しており、広東省深圳市ではSA構成でも運用することが分かっている。

周波数はサブ6GHz帯であるFR1の3.5GHz帯の100MHz幅を使用しており、NR Bandはn78である。

n78は世界で最も採用数が多いNR Bandで、日本ではNTT DOCOMOによるn78の導入が確定している。

日本の移動体通信事業者としてはKDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)もn78を導入する可能性がある。

5Gサービスの商用化に先立ち、5Gサービスに対応した端末も販売しており、中国のHuawei Technologies (華為技術)、vivo Mobile Communication (維沃移動通信)、Xiaomi Communications (小米通訊技術)、ZTE (中興通訊)、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)が開発したスマートフォンおよびデータ通信専用端末を取り扱う。

China Telecomは中国の移動体通信事業者であるChina United Network Communications (中国聯合網絡通信)と共同で5Gネットワークを構築することで合意に達した。

いずれもn78を採用しており、各社のLTE方式の基地局の開設状況などを考慮して5Gネットワークを構築する地域の配分を決定し、中国全土でChina TelecomとChina United Network Communicationsが共同でひとつの5Gネットワークを構築する。

なお、5Gの免許はChina Telecomの親会社であるChina Telecommunications (中国電信集団)に対して付与されており、China Telecommunicationsが保有する免許に基づいて、China Telecomが運営主体として事業を行う。

China Telecom

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