鴻海が工場を予定通りに再開できず、公式声明で認める
- 2020年02月11日
- 海外携帯電話
Foxconn (富士康)の通称で知られる台湾のHon Hai Precision Industry (鴻海精密工業)は傘下企業を通じて中国各地で運営する工場の操業を予定通りに再開できていないことが分かった。
2020年2月4日時点では2020年2月10日に操業を再開する目標は変わらないと公式声明を発出していたが、2020年2月10日に発出した公式声明では操業を再開するために地方政府と緊密に協力している状況と明らかにした。
事実上、2020年2月10日時点では予定通りに操業を再開できていない状況にあると公式に認めたことになる。
操業の再開には従業員の安全を確保するなどの厳格な規則の順守が要求されており、Hon Hai Precision Industryとしては地方政府の基準に従い操業を再開する方針を示した。
中国では2020年1月24日から2020年1月30日までが当初の規定された春節連休であるが、中国人民政府は春節連休を2020年2月2日まで延長し、さらに企業活動の再開を遅らせるよう要請している。
春節連休が終了後も工場の操業を含めた企業活動の再開には条件が付され、地方政府より承認を得る必要もあるため、企業側の判断のみで操業を再開することは難しい。
春節連休が延長された時点で予定通りに操業を再開できていないとも言えるが、Hon Hai Precision Industryの工場は操業の再開に大幅な遅れが生じている。
Hon Hai Precision Industryは主要なブランドを含めた多くのスマートフォンをはじめとする携帯端末などの製造を受託しており、操業の再開がさらに遅延すれば製品の供給にも影響を与える可能性がある。
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