日本で5G対応スマホOPPO Find X2 Proを発売へ、CPH2025が技適通過
- 2020年03月22日
- Android関連
中国のGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (OPPO広東移動通信)製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「CPH2025」が2020年3月20日付けでオランダのTELEFICATIONの認証を通過した。
電波法に基づく工事設計認証の工事設計認証番号は201-200176。
電気通信事業法に基づく設計認証に関する情報は掲載されていない。
特定無線設備の技術基準適合証明等のマーク(以下、技適マーク)に併記される電波法に基づく工事設計認証番号が付されているため、TELEFICATIONを通じて技適マークを取得したと分かる。
CPH2025はOPPO Find X2 Proの型番のひとつで、OPPO Find X2 Proの国際版に該当する。
CPH2025が日本の認証を取得したことから、日本でOPPO Find X2 Proを発売するための準備を進めていると考えられる。
また、日本で発売するOPPO Find X2 Proは国際版であり、日本向けに専用の型番を用意しないことも分かる。
OPPO Find X2 ProはGuangdong OPPO Mobile Telecommunicationsのラインナップでは最上位のハイスペックなスマートフォンである。
通信方式はNR (FDD) 2600(n7)/2100(n1)/ 1800(n3)/850(n5)/700(n28A) MHz, NR (TDD) 3700(n77)/3500(n78)/2500(n41) MHz, LTE (FDD) 2600(B7)/2100(B1)/1900(B2/B25)/ 1800(B3)/1700(B4/B66)/ 1500(B32)/900(B8)/850(B5)/ 800(B18/B19/B20/B26)/ 700(B12/B13/B17/B28/B29) MHz, LTE (TDD) 3500(B42)/2600(B38)/2500(B41)/ 2300(B40)/2000(B34)/1900(B39) MHz, W-CDMA 2100(I)/1900(II)/1700(IV)/ 900(VIII)/850(V)/800(VI/XIX) MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応する。
第5世代移動通信システム(5G)のNR方式にも対応しており、NR Bandが一致すれば必ず使えるとは限らないが、日本の移動体通信事業者(MNO)が導入するNR BandとしてはNTT DOCOMOやauを展開するKDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)が導入するn78、SoftBankやRakuten Mobile (楽天モバイル)が導入するn77に対応することが分かる。
なお、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneは5Gサービスの商用化当初はn78を導入し、将来的にn77も導入する見込み。
NTT DOCOMOが導入するNR (TDD) 4500(n79) MHzやNTT DOCOMO、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone、SoftBank、Rakuten Mobileが導入する予定のNR (TDD) 28000(n257) MHzには非対応となる。
Guangdong OPPO Mobile Telecommunicationsは日本法人のOPPO Japanを通じてSIMロックフリーのスマートフォンを積極的に展開しており、OPPO Find X2 ProもSIMロックフリーのスマートフォンとして販売されると思われる。
一部の例外を除いてNTT DOCOMO、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone、SoftBankは基本的に国際版の型番は取り扱わないが、一方でRakuten Mobileは国際版の型番も積極的に取り扱い、すでにGuangdong OPPO Mobile Telecommunications製のスマートフォンの取り扱いの実績があるほか、Guangdong OPPO Mobile Telecommunicationsと共同で5Gを披露したこともあるため、Rakuten MobileがOPPO Find X2 Proを取り扱う可能性は高いと推測している。
Rakuten Mobileは2020年6月に5Gサービスを商用化する計画で、5Gサービスの開始時に対応機種としてOPPO Find X2 Proがラインナップに入る可能性も十分に考えられる。
なお、総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の公式ウェブサイトでは、相互承認協定(MRA)の規定に基づき日本向けの認証業務を行える登録外国適合性評価機関の登録を受けた法人としてTELEFICATIONが掲載されている。
CPH2025は相互承認協定の規定に基づきTELEFICATIONで電波法の規定に基づく審査を受け、日本の認証を取得したことが分かる。
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