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au 5Gとローカル5Gに対応したサムスン電子製の5G基地局が技適通過



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の技術基準適合証明などを通過した機器の情報が更新された。

韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のNR基地局「SLS-BD00D」が2020年2月21日付けでTelecom Engineering Center (TELEC)を通過したことが分かった。

工事設計認証番号は001-A15498。

特定無線設備の種別は証明規則第2条第11号の31に規定する特定無線設備となっている。

証明規則第2条第11号の31に規定する特定無線設備は5G-NR(28GHz帯)用基地局に該当するため、第5世代移動通信システム(5G)の要求条件を満たすために規定されたNR方式の28GHz帯に対応した基地局と分かる。

周波数は27800~28200MHzの400MHz幅および28200~28300MHzの100MHz幅で認証を受けた。

27800~28200MHzはauを展開するKDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)に対して5G向けに割当された周波数で、28200~28300MHzはローカル5Gの周波数となる。

そのため、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneが5Gサービスとして提供するau 5Gに加えてローカル5Gにも対応した基地局と考えられる。

ローカル5Gは地域の需要や多様な産業分野の個別の需要に応じて、様々な事業体が地域限定で柔軟に構築および利用できる5Gである。

まずは28200~28300MHzを使用したローカル5Gの制度が整備された。

ローカル5Gの導入初期はNR方式のノンスタンドアローン(NSA)構成の運用が中心となる見込みであるが、NSA構成ではアンカーバンドとなるLTE方式との連携が必要となる。

アンカーバンドとして機能するLTE方式の整備に関しては、ローカル5Gの免許人が自らLTE方式を構築、既存の携帯電話事業者が運用するLTE方式との連携、地域広帯域移動無線アクセスシステム(以下、地域BWA)事業者が運用するLTE方式と高い互換性を確保した地域BWAの高度化方式との連携が認められている。

したがって、ローカル5GではKDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneが運用するLTE方式をアンカーバンドとして使用できるため、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneが運用するLTE方式をアンカーバンドとして使用する場合は、au 5Gと同じ基地局からローカル5Gの電波を送出できるよう準備している可能性がある。

なお、Telecom Engineering Centerは技術基準適合証明の事業を行う者として、総務大臣の登録を受けた登録証明機関である。

総務省 電波利用ホームページ

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