docomo スマートフォン AQUOS PHONE SH-12Cレポート
- 2011年05月19日
- docomo-SHARP
docomo スマートフォン AQUOS PHONE SH-12C (以下、SH-12C)を触ったのでレポートを書いておきたいと思う。
端末機は開発中で最終バージョンではないということを考慮して読んでもらいたい。
持った印象はちょっと大きめの筐体だなと感じた。
Motorola ATRIX 4G (以下、MB860)と比べると一回りほど大きい。
重さに関してはMB860より少し重いと感じたが、特に重い端末だとは思わなかった。
端末上部にはHDMI端子があり、端末下部には充電用にも使うmicroUSB端子がある。
側面には電源キーや音量キーやシャッターキーやワンセグ用の可動式アンテナが配置されている。
端末背面には約800万画素CMOSカメラが搭載されている。
背面カメラは3D撮影に対応したツインカメラとなっている。
カメラ用のフォトライトも備えている。
赤外線ポートやFeliCaチップも背面に配置されている。
ディスプレイ側には約32万画素のフロントカメラを搭載している。
ディスプレイの下には3つのハードウェアキーが備えられている。
左からMENUキー、ホームキー、クリアキーとなっている。
これらのキーは特に押しにくいと感じることはなかった。
画面ロック解除画面は独自UIとなっている。
鍵のマークの部分を下から上に指を滑らすと画面ロックが解除される。
ホーム画面は最大で10面まで増やすことが可能である。
ホーム画面は3D表示が可能で、2Dと3Dの切り替えがワンタッチで可能。
静止画だけではなく、ライブ壁紙も3D表示が可能である。
一番左下のアイコンはアプリケーション一覧画面、一番右下のアイコンは起動中のアプリケーション一覧画面にアクセスする。
下から2番目で一番右のアイコンは、起動中のアプリケーション一覧画面にアクセスする。
RAMが512MBなのである程度はタスク管理をして動作が遅くなるのを防ぐ必要があるかもしれない。
ホーム画面はサクサク動いている印象であった。
タッチパネルの感度はMB860の方がいいと感じたものの、使っていて大きな不満を感じることはないと思われる。
3D表示はLYNX 3D SH-03C (以下、SH-03C)よりもリアルになっている印象だった。
視差バリア方式は3D表示時に解像度が低下するのであるが、解像度がqHDと高解像度化したことによって、3D表示時でも粗く感じにくくなったのも要因の一つと考えている。
qHDディスプレイはPenTile配列ではなく、RGBストライプ配列となっている。
発色は鮮やかではないが、ナチュラルな発色と感じた。
SH-12CはSH-03Cと同様に3Dメニューを表示可能だ。
動画を見てもらえば分かるが、画面を横に傾けると3Dメニューが表示される。
3Dメニューを表示することで、簡単に3Dのコンテンツへアクセス出来る。
3Dメニューを表示する際は、予め画面の回転と3Dメニューの設定をONにしておく必要がある。
SH-03Cでは3Dメニュー表示時に少し重く感じたこともあったが、SH-12Cではそのようなことはなかった。
SH-12Cはアプリケーション一覧画面も3D表示が可能となっている。
アプリケーション一覧画面では、カテゴリ毎にアプリケーションが分けられている。
SH-12Cは3D撮影に対応したカメラを搭載している。
カメラを起動すると、ワンタッチで2Dと3Dの切り替えが可能である。
2Dでの撮影解像度はQVGA(240*320)・VGA(480*640)・QHD(540*960)・2M(1200*1600)・フルHD(1080*1920)・3M(1536*2048)・5M(1944*2592)・8M(2448*3264)・QHD縦(960*540)となっている。
3Dでの撮影解像度はVGA(480*640)・QHD(540*960)・2M(1200*1600)・フルHD(1080*1920)・QHD縦(960*540)となっている。
3Dカメラを起動時はUIが横向きになって、端末を縦に向けてもUIが縦向きにはならなかった。
動画撮影の解像度は2Dと3D共に720pHD(1280*720)となっている。
8Mでの静止画撮影時のシャッタースピードは速いとは感じなかったが、特に遅いとも感じなかった。
フォーカスはしっかり合っていて、特にブレたりすることはなかった。
ブラウザはサクサク動いていた。
qHDと高精細なディスプレイを搭載しているので、文字サイズが小さくても読むことが可能である。
スクロールも滑らかな印象であったが、スクロールの速度はMB860より少し遅い感じがした。
当ブログのトップページを表示した時には、スクロールやマルチタッチも滑らかでカクカクすることはなかった。
マルチタッチの動きは、SH-03Cより大幅に改善されていると感じた。
当ブログへアクセスした際に、UserAgentを取得しておいた。
Mozilla/5.0 (Linux; U; Android 2.3.3; ja-jp; SH-12C Build/S5050) AppleWebKit/533.1 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 Mobile Safari/533.1
設定画面で端末情報を見てみた。
モデル番号はSH-12C、Androidバージョンは2.3.3、ベースバンドバージョンは1.00、カーネルバージョンは2.6.35.7-perf build@Sharp #1、ビルド番号は01.00.04となっている。
Androidバージョン 2.3.3の項目を連打すると、ジンジャーブレッドマンとゾンビの絵が出てきた。
OSにAndroid 2.3.x Gingerbread Versionを搭載した端末のAndroidバージョンの項目を連打すると、この絵が出てくる端末は多い。
Android 3.0.x Honeycomb Versionの端末は、同様にAndroidバージョンの項目を連打するとハチをモチーフとしたHoneycombのロゴが出てくる。
SH-12Cの設定画面には技術基準適合証明の項目が存在する。
認証の電磁的表示に対応しており、技術基準適合証明の認定番号が表示可能だ。
表示可能な認証は技術基準適合証明のみで、FCC等の認定番号(FCCID等)は表示されなかった。
時間の都合上で、アプリケーションをインストールして色々なアプリケーションを試すことは出来なかったが、とりあえずQuadrant Standard Editionをインストールしておいた。
まずはシステム情報。
CPUの動作周波数は最大で1401.6MHzとなっていることが分かる。
CPU情報のHardwareはSHARP LYNX DC40となっており、LYNXの名前が残っている。
DC40はSH-12Cのメーカー型番である。
メモリの容量も分かる。
ベンチマークを走らせて、性能測定をしてみた。
Quadrant Standard Editionではスコアが1759も出た。
CPUクロックが1401.6MHzであるせいか、シングルコアの端末としては高いスコアを残していると思う。
全体を通して、動作は概ねサクサク動いていた。
今までのSHARP製端末よりかなりブラッシュアップされていて好印象だった。
ただ、MB860と比べると全体的に遅く感じることが多かった。
現在、デュアルコアの端末を使っているわけでもないのであれば、特に動作速度は気にならない思う。
製品版では更に良くなることを期待したいところである。
3D表示の見え方や動作速度等の感じ方は個人によって異なるので、SH-12Cの購入を検討している場合は一度くらい実機を触ってから決めてもらいたいところだ。
SECRET: 0
PASS:
はじめまして。
ラウンドメニューはどうでしょうか?
個人的には、恋人モードとかスマートフォン博士とか、使いたい機能がまとまっているので便利そうです。
SECRET: 0
PASS:
>よっちゃんさん
ラウンドメニューですか。
一度機会があれば試してみたいと思います。