米T-Mobile USA向けOnePlus 8 5G、ソフト更新で5G NRのSAに対応へ
- 2020年07月05日
- Android関連
米国の移動体通信事業者(MNO)であるT-Mobile USAが取り扱う中国のOnePlus Technology (Shenzhen) (深圳市万普拉斯科技)製のスマートフォン「OnePlus 8 5G (IN2017)」はソフトウェアのアップデートを通じてNR方式のスタンドアローン(SA)構成に対応することが分かった。
T-Mobile USA向けのOnePlus 8 5G (IN2017)は2020年7月2日付けでIN2017の機器名称で米国の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:以下、FCC)の認証を再通過しており、新たにNR方式のSA構成で認証を受けた。
FCCでは2020年4月15日付けで1度目の認証を通過しており、2020年7月2日付けの認証は2度目となる。
1度目の認証ではNR方式はノンスタンドアローン(NSA)構成で認証を取得した。
米国で利用できるNR BandはFR1のFDDがn2、n5、n66、n71、FR1のTDDがn41となり、n2はLTE方式のB5とB12、n5およびn71はB2とB66、n66はB5、B12、B13、n41はB2、B25、B26、B41、B66がアンカーバンドとなるEN-DCの組み合わせでFCCの認証を受けていた。
新たにソフトウェアの制御によってSA構成を有効化した状態で認証を受けており、SA_n71およびSA_n41で認証を取得したことを確認できる。
米国で利用できるNR Bandのうちn71およびn41はSA構成でアンカーバンドなく動作すると分かる。
T-Mobile USAは600MHz帯と2.5GHz帯を5Gの主要な周波数と位置付けている。
すでに600MHz帯と2.5GHz帯で5GのNR方式を導入しており、600MHz帯がn71、2.5GHz帯がn41である。
600MHz帯では都市部から農村部まで全米でカバレッジを確保し、米国の移動体通信事業者であるSprintから取得した帯域幅が比較的広い2.5GHz帯では都市部から優先的に整備して高速通信を実現する。
T-Mobile USAが5Gの主要な周波数と位置付ける600MHz帯と2.5GHz帯ではSA構成で動作するように整備すると考えられる。
具体的な時期は不明であるが、T-Mobile USAがSA構成で利用できるようネットワークのアップグレードを完了すれば、OnePlus 8 5G (IN2017)にSA構成を有効化するソフトウェアのアップデートを提供すると思われる。
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