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日本ネットワークサービス、山梨県で初めて地域BWAの高度化方式の免許取得



山梨県のNihon Network Service (日本ネットワークサービス:NNS)は地域広帯域移動無線アクセス(以下、地域BWA)の高度化方式の無線局免許を取得したことが分かった。

総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)が運用する電波利用ホームページでNihon Network Serviceが取得した無線局免許の情報が公開された。

Nihon Network Serviceは2020年6月29日付けで地域BWAの無線局免許を取得しており、無線局免許数は1局で、無線局の種別は基地局となっている。

周波数は2.5GHz帯の20MHz幅で、具体的には2575~2595MHzとなり、送受信所は山梨県甲府市である。

監視制御所は大阪府大阪市西区と記載されており、兵庫県のHanshin Cable Engineering (阪神ケーブルエンジニアリング:HCE)のコア設備に接続すると分かる。

なお、Hanshin Cable Engineeringの本社は兵庫県西宮市に所在するが、コア設備は電波利用ホームページに記載されている通り大阪市西区に設置しているため、Hanshin Cable Engineeringのコア設備に接続する場合は監視制御所が大阪市西区となる。

地域BWAは制度改正に伴い従来のWiMAX方式と比較して高速な通信速度などを実現できる地域BWAの高度化方式の導入が認められ、地域BWAの高度化方式としてLTE (TDD)方式と高い互換性を確保したAXGP方式またはWiMAX Release 2.1 Additional Elements方式(WiMAX R2.1 AE方式)を運用できる。

Hanshin Cable Engineeringのコア設備に接続する場合は、Hanshin Cable Engineeringと同様にAXGP方式を採用する。

周波数は2.5GHz帯を使用することから、事実上のLTE (TDD)方式のBand 41となる。

通信速度の理論値は下り最大220Mbps/上り最大10Mbpsとなる見込み。

なお、Nihon Network Serviceは甲府市に本社が所在する企業である。

Nihon Network Serviceからは地域BWAの高度化方式の無線局免許を取得した目的などは発表されていない。

これまでに、山梨県の自治体で地域BWAの高度化方式の無線局免許を取得した企業はなく、Nihon Network Serviceが山梨県内で最初に地域BWAの高度化方式の無線局免許を取得したことになる。

総務省 電波利用ホームページ

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