スポンサーリンク

フィリピンのGlobe Telecomが2020年上半期の業績を発表



フィリピンの移動体通信事業者(MNO)であるGlobe Telecomは2020年上半期の業績を発表した。

2020年6月30日に終了した6ヶ月間となる2020年上半期の連結売上高は前年同期比3.3%減の788億1,400万フィリピンペソ(約1,693億4,801万円)、EBITDAは前年同期比0.5%減の383億8,800万フィリピンペソ(約824億8,448万円)、EBITDAマージンは前年同期比変動なしの53%、当期純利益は前年同期比4.6%減の113億9,500万フィリピンペソ(約244億8,944万円)となった。

前年同期比で減収減益を記録したことになる。

業績の発表に伴い連結売上高のうち事業分野別の内訳を公表している。

携帯通信サービスは前年同期比4.7%減の518億3,300万フィリピンペソ(約1,113億5,901万円)となった。

携帯通信サービスは全体の65.8%と7割近くを占めており、Globe Telecomの業績報告における事業分野区分を基準とすると、携帯通信サービスがGlobe Telecomにとって最大の事業となっている。

また、携帯通信サービスの内訳が公表されており、携帯通信分野のサービスのうち音声通話は前年同期比16.2%減の102億700万フィリピンペソ(約219億2,246万円)、SMSは前年同期比29.6%減の57億7,800万フィリピンペソ(約124億1,357万円)、データ通信は前年同期比5.4%増の358億4,800万フィリピンペソ(約770億1,653万円)である。

データ通信の需要は増大したが、音声通話とSMSの需要は大幅に低下したことが分かる。

なお、Globe Telecomは移動体通信事業者(MNO)として携帯通信サービスを提供している。

2020年第2四半期末時点の事業データも公開されている。

移動体通信サービスの加入件数は前年同期比13.7%減の80,172,266件となった。

移動体通信サービスの加入件数はGlobe TelecomのメインブランドであるGlobeブランドとサブブランドであるTMブランドの両方が集計の対象で、Globeブランドではポストペイドプランとプリペイドプランの両方を提供しているが、TMブランドはプリペイドプランに限定して提供している。

2020年第2四半期に限定したフィリピンペソ(PHP)ベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)はGlobeブランドのポストペイド回線が843フィリピンペソ(約1,810円)、Globeブランドのプリペイド回線が91フィリピンペソ(約195円)、TMブランドが59フィリピンペソ(約127円)となっている。

なお、Globe Telecomは2019年7月27日に東南アジアで初めて第5世代移動通信システム(5G)を商用化した移動体通信事業者である。

当初は携帯通信用途ではなく固定通信用途でNR方式に準拠した5Gサービスを提供してきたが、2020年8月6日からは携帯通信用途でも5Gサービスの提供を開始している。

Globe Telecom

スポンサーリンク

コメントを残す









  • follow us in feedly
  • Recent Entries


  • スポンサーリンク

    Instagram



  • Amazonアソシエイト

  • SNS

  • Calendar

    2023年9月
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    252627282930  
  • Archive

  • Select Category

  • LINK